アンス・ファティ「また、戻ってきて、プレーしながらサッカーを楽しみたい」

「また、戻ってきて、プレーしながらサッカーを楽しみたい」とアンス・ファティは Barça TV+ のインタビューに答えて話した。

いうまでもなく、最も感動したのは、「僕の父が僕がピッチに立ち、走り、ボールを触っているのを見て、泣き崩れた時だし、僕も泣いた」瞬間だったと告白した。なぜなら、バルサの10番は、キャリアにおいて、「非常に辛い」経験をしたからだ。
 
左膝の内側靱帯の負傷は、過去のものだ。「前を見なければならない。僕の家族に、バルサファンに、チームメートに、お礼を言いたい。このリハビリの最中、力を与えてくれたことに」。最後の試合から、実に322日後に、才能溢れる若き選手、アンスファティがカンプノウに戻ってくるのだ。

全てから学ぶ 

「怪我は、辛い打撃だったし、リハビリプロセスは、僕にとって非常に長いものだった。だが、全てから学ぶことがあるし、現在、僕は早く戻りたい気持ちと僕が最も好きなことーサッカーをすることがしたくてしょうがないんだ。とりわけ、再び、楽しみたい」
 
「怪我は成長を促してくれる。なぜなら、あらゆることの価値を認められるようになるからだ。中でも、ちょっとしたことに価値を見出すことを学ぶし、それがすごく成長させてくれる。この期間中、僕は全てに意識的であることを学んだし、戻ってくるために必死に練習することも学んだ」

特別な瞬間 

「僕は、シューズを再び、履く日のトレーニングに父と弟を招待したんだ。あの日は、素晴らしく幸せな日だった。特に僕の父にとってはそうで、父と僕は、僕がフィールドに入り、走り、ボールをキックするのを見た途端に同時に泣き出した。僕の家族全員にとって、とても感動的な瞬間だったんだ」

鍵は家族 

「僕の両親と親戚が鍵になった。彼らは、ずっと僕のそばにいてくれた。彼らがいなかったら、もっとずっとハードだっただろう。僕自身よりも、僕の家族が苦しむのを見る方がもっと辛かった。弟は、毎日、僕に「いつ戻るの？」と聞いてきたが、それは本当に難しく、彼に答えることばがなかった。だが、そういったことが、僕を成長させ、早く復帰したいという願いを強くした」

ファンへの感謝

「僕は本当にバルサファンに深く感謝している。なぜなら、このプロセスの最中、僕は一人じゃないと感じさせてくれたからだ。僕は常に、早く戻ってくるのを見るのが待てないという温かいメッセージを受け取り続けてきた。これは、リハビリ中、本当にポジティブで、復帰するためのワークアウトの励みとなった」

「サポーターが望んでいることを僕は肌で感じたし、それはリハビリを助けてくれた。今、その信頼を僕はお返ししたいし、僕自身、カンプノウに戻ることを待ちきれない。僕が戻る日は、特別な1日だし、プレーできて、サポーターに僕の望みを伝えられることを願っているよ」

そしてチームメートへの感謝

「また、チームメート全員にも感謝したい。全てにおいて僕のためにいつもそこにいてくれた。こういった全てが僕に全てのことを容易にしてくれた」

背中に 10 番を背負っての復帰

「背番号10を背負うのは、誇りだ。クラブに感謝したい。この背番号は、それが表現する全てを与えられた本当の意味での挑戦だ。レオやロナウジーニョや多くがつけて来た番号なのだから。それにプレッシャーもあるが、それは、トップチームの一員であるということだ」

一歩ずつ

「僕は本当に戻ってプレーしたいし、サッカー選手のように感じたいし、何よりも楽しみたい。僕は1年間、プレーしていなかったし、少しずつ、リズムと自信を取り戻していきたい。プレーするチャンスがあるごとに、チームに新しい何かを、僕であるという証明をみせられるように頑張りたい」

再び、ゴールを祝う

「フォワードにとって、ゴールをマークすることは、常に自信につながる。それは練習でもそうだし、試合なら更にそうだ。僕は自信があるし、再び、プレーしたいというやる気でいっぱいだ。僕の家族、サポーターのみんな、カンプノウでの僕のこのプロセスを助けてくれた全ての人たちにそれを見せることを思って、ワクワクしている」