FCバルセロナの歴史

FCバルセロナの歴史

1899年創設のクラブ史 -

クラブの創立は 1899年

1899-1988年 創設のきっかけ

ハンス・ガンペール(1877年(スイス、ヴィンタートゥール)~1930年バルセロナにて没)が、事業のために1898年バルセロナに移住し、カタルーニャ人、外国人の友人グループとサッカーを始めたのが、クラブ創立のきっかけとなった。

1899-1908年 最初のサッカーグラウンド

FCバルセロナは、最初の数年間、4カ所のグラウンドを用いた。ハンス・ガンペルは、選手として、幹部として、また、創設者兼会長として、25年間に渡り、FCバルセロナの顔となった。 詳細へ 

1909-1919 年 インドゥストリア通りに定着

1908年11月、クラブは、38人のソシオと共に 消滅する寸前だったが、半素・ガンペルが会長となり、それを救った。クラブは、インドゥストリア通りに居を定め、新たな歴史へと歩み始めた。詳細へ

1919-1930 年 タイトル制覇と人気選手の登場

サッカー人気が出て来た時代に、FCバルセロナは、サミティエル、アルカンタラ、サモラ、サギ、ピエラ、サンチョからなるドリームチームを手にし、彼らが最初のバルサの人気選手となった。中でも、当時、そのセーブのうまさで、サッカー史最高のキーパーと呼ばれたサモラは、‘Divi’ (神がかったの意)の愛称で親しまれた。詳細へ

1930-1939年 歴史と戦いつつ

30年代は、政治的に不安定な時期だった。クラブは、共和制州政府により、社会的、政治的、文化的な状況と密接な関係にあった。スペイン市民戦争が始まった時代だった。詳細へ

1939-1950年 苦難の年

軍事政権下、市民戦争後、FCバルセロナの歴史上、最も苦しい最初の苦難の時代となった。2年間の停止処分を受けた選手の多くは、海外へ逃亡し、また、クラブ章旗やクラブ名も、スペインらしさに欠けるとの判断から、変更を余儀なくされた。詳細へ

1950-1961年 クバラ時代 

この50年代は、クラブが大きく成長した時代であり、26.300 人だったソシオが52.791人にまで増えた。多くの理由があるが、中でもラディスラオ・クバラがバルセロニズムにおいて、人気を博したことが、最大の要因となった。この時代にバルサは、シンク・コパ(5冠)を制している。詳細へ

1961-1969年 社会変遷の時期

70年代のFCバルセロナは、チーム成績は、良くなかったのだが、ソシオ数は激増した。それは、カタルーニャに多くの移民がやってきたプロセスでもあった。バルサは、カタルーニャ社会に溶け込むための鍵となったのだった。

スポーツ面が安定しなかったことに加え、カンプノウ建設における緊縮財政が結果に影響をもたらすこととなった。詳細へ

1969-1978年 クライフと民主主義

1969年、アグスティ・モンタル・コスタが、ソシオがもっとクラブに介入すべきだとのプログラムのもと、選挙で勝ち、クラブの会長となった。その後、モンタルが 1973年に会長として再選した時のスローガンが、 “El Barça es más que un club”(バルサは、クラブ以上の存在だ)というものだった。また、ヨハン・クライフの獲得という夢が叶ったのも、この時代だった。詳細へ

1978-1988 年 ソシオとスタープレーヤーの増加

1979年に圧倒的な強さで、ヨーロッパウイナーズカップを初制覇したバルサは、世界のビッグクラブとして返り咲いた。これは、ジョセップ・リュイス・ヌニョス会長時代において、最初に手に入れたビッグタイトルだった。この時代は、夢のようなスター選手(キニ、マラドーナ、シュスター、アレチャンコ、フリオ・アルベルト、ウルッティ、マルコスなど)が揃い、 また、様々なサッカースタイルの監督(エレニオ・エレラ、ラテック、メノッティ、ベナブレスなど)がクラブを率いた時代だった。詳細へ 

1988-1996年 ドリームチーム

この時代、1992年に FCバルセロナは、初めての欧州杯を獲得した。1988年から倉オフが監督となり、内容のいいサッカーに伴い、成功が伴うようになった。ヌニェス会長は、期待感のある選手を集め、再び、カンプノウに観客が戻って来た。FCバルセロナは、 1990年から1994年の間、4年連続でリーグ優勝を果たし、1992年には、欧州杯を制覇し、クライフに率いられた選手達、スビサレッタ、バケーロ、ベギリスタイン、ラウドルップ、クーマン、ストイチコフ、ロマーリオ、エウセビオ、ナダル、グアルディオラ、アモール、フアン・カルロス、フェレル、ナンド、フリオ・サリーナス、セルナ、アレチャンコ、ゴイコエチェアのメンバーは、歴史を刻み、ドリームチームと名付けられた。 詳細へ

1996-2008年 創設百周年

クラブ創立以来、百年目を迎えたバルサは、1年間かけてその記念イベントを行なった。1998-99年のシーズンは、百周年記念とスポーツ面での成功が重なり、サッカー、バスケット、ハンドボール、ホッケーと4部門でリーグ優勝を制覇した。2003年にジョアン・ポルタが会長選に勝ち、クラブの成功のみならず、2006年にはユニセフと初めての協力関係を結び、社会互助のクラブとして 'más que un club'(クラブ以上の存在)をイメージづけるなど、新時代が始まった。詳細へ

2008-2016年 史上最高のバルサ

グアルディオラの指揮下、バルサは、新しいディメンションを迎えることになる。2010年には FIFAバロンドールの舞台に、シャビ、イニエスタ、メッシとバルサの選手3人が並び、世界的にクラブは認められた形となった。 6冠を手に入れたグアルディオラは、2012年にそのクラブ史上最高と言われたチームを創り出し、バルサを去るが、その後、ティト・ビラノバ、ルイス・エンリケの手にもたらされたチームは、現在でも進化を遂げている最中であり、115年の歴史の中で、クラブは最も輝かしい歴史を現在進行形で、刻んでいる最中だ。

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