FCバルセロナ財団とKONAMIが、日本における障がい児のソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)を促進
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スポーツを通じてより包摂的な社会を日本で実現することを目的に、FCバルセロナ財団(バルサ財団)とKONAMIが共同で取り組んでいる「For All Capabilities」プロジェクトは、2019年の発足以来、非常にポジティブな影響を及ぼしてきた。
このプロジェクトを通してスポーツ・教育分野の多数の関係者を対象にバルサ財団の「SportNet」メソッド講習を実施。同メソッドは、子どもたちが誰も排除されずに遊び、体験を共有し、自己表現できるよう、スポーツと身体活動を手段として用いている。同プロジェクトでは、個人の特徴や能力に制限されることなく、包摂的な方法で参加を促し、障がいの有無に関わらず青少年が共有できるスペースの創造を目指している。
機能的多様性を管理するためのメソッド普及とリソース提供に焦点を当てる「For All Capabilities」には、次の3つの柱がある。教育チームへのインクルーシブメソッド講習、プログラム実施団体へのサポートとフォローアップ、様々な障がい(知的、運動、視覚、聴覚)を持つ子どもたちと障がいのない子どもたちの共生に向けて財団チームが指導する定期的なセッション。今シーズンは170名以上の参加者が定期的なインクルーシブセッションを受講することができた。
メソッド普及の一環として、社会機関の教育チームと、機能的多様性を持つ子どもたちを受け持つスポーツ種目のコーチを対象にセミナーが行われている。パンデミックの影響で特殊な状況下にあったため、デジタルフォーマットを採用したセミナーが行われてきたが、コラボレーション3シーズン目の今シーズン、ついに対面式セミナーの再開が可能となった。大阪と東京で複数のセミナーが開催され、63の組織と各種機関やスポーツクラブの関係者216名以上が参加した。これらのセミナー開催において、JIFF(日本障がい者サッカー連盟)の協力機関・クラブのネットワークに受講機会を提供するよう、同連盟が協力を行っている。
一方、常にバルサ財団のメソッドを実行している組織は、FCバルセロナ財団の多様性専門家チームから、フォローアップ、実践におけるリソースと教育的戦略の提供を伴う方法論的サポートを受けている。
2021年末、FCバルセロナ財団とKONAMIは共同プロジェクト「For All Capabilities」を実施するため、協力協定を2シーズン更新した。
このプロジェクトはFCバルセロナ財団のインクルーシブ戦略の一部をなすものであり、財団はより平等で包摂的な社会の創造に貢献すべく、日本で様々な機関や組織とともにこのイニシアチブを主導している。
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