アルベルト・ソレル「プライオリティは、クラブのリスクを避けることだ」

アルベルト・ソレル「プライオリティは、クラブのリスクを避けることだ」

クラブのフロントは、市場のパラダイムシフトの変化を指摘し、そのために、必要以上の加入選手を行わなかったと説明

クラブのプロスポーツディレクターであるアルベルト・ソレルとトップチームの強化担当、ロベルト・フェルナンデスは、今朝、会見を開き、夏の選手獲得についての説明を行った。記者会見の中で、ソレルは、今年の夏の市場で起きたことは、「全く異なったサッカーモデルへ我々を誘った」と話し、現在、市場が変化したことを付け加えた。ソレルにとっては、「主軸にあったのは、手にしているものにリスクを与えないこととクラブの経済面との両立」だったと説明し、「15万5千人ものソシオがいるクラブは、責任と一貫性を持って、管理されなければならない」と示した。 

バルサのフロントは、今年の移籍市場について、現在、選手を獲得する際のパラダイムが変化したことをあげ、「今年の移籍市場に起きたことは、全く今までとな異なるサッカーモデルへと導いた」と述べ、「我々は、バルサのような伝統的なクラブが主導を握る世界に慣れているが、今はもう、そうではない。今は、多くの国や投資資金や代理人などが移籍市場を握っている」と説明した。

ソレル「サッカーを管理する組織は、再考する必要がある。それをするのは、我々、クラブ側ではない」 

FC バルセロナのCEOであるオスカル・グラウ、フロントのシャビ・ビラノバ、バルサブランドのディレクター、ギジェム・グラエル、トップチームのスポーツマネージャー、ペップ・セグラ、クラブのスポークスパーソン、ジョセップ・ビベスなども会見に同席した。ソレルは、現在の狂気じみた市場にブレーキをかけるべきだと主張した。「今日、我々は、2億7千万もの価値のある選手を二人、紹介することもできるが、それを行なったら、無責任な行動を犯したことになっただろう」と断言し、何週間も交渉を行なった末に「リバプールは、彼らが手にしている選手に2億ユーロの価格をつけた。当然、クラブ側は、その取引を行わないとの決断を下した」と説明した。

ロベルト、チームに満足

一方、ロベルト・フェルナンデスは、バルベルデの率いるトップチームは期待にあふれていると述べ、「私たちは素晴らしいチームを手にしている。全くそこに疑問の余地はない。新加入選手は、私たちが競合するのを助け、近年のレベルを維持するのを助けてくれるだろう」と強調した。レオ・メッシの契約更新について、疑問視する声があがったが、アルベルト・ソレルは状況の落ち着いて欲しいとのメッセージを送り、「単に実際に行うまでの手続きの調整待ちなだけだ」と伝えた。

ネイマール Jrの放出については、ソレルは、「フロントは選手が公式的に伝えた時に知った」と明言し、決断は「唯一、選手のみ」が下したものだとの見解を示した。また、ネイマールの移籍が移籍市場の最初に起きたことにより、世界中がFCバルセロナの懐に十分な資金があることが知れ渡り、その結果、「莫大な要求」を求められる羽目になったとクラブのプロスポーツディレクターは、説明した。

Força Barça
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