スポーツ、コマーシャル、チャリティのつながりを強めるためバルサが米国遠征

スポーツ、コマーシャル、チャリティのつながりを強めるためバルサが米国遠征

トップチームの北米行はバルサがファンと触れるためクラブや社会貢献のイベントが盛り込まれ、クラブ戦略で設置したニューヨークオフィスの活動を手助けするものになる

FCバルセロナは来週水曜、米国への移動を行う。インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)参加のため北米の3都市(ニューヨーク、ワシントン、マイアミ)を訪ね世界トップレベルのチームと対戦する。チームの米国入りは単に同大会の3試合(マンチェスター・ユナイテッド戦、ユベントス戦、レアル・マドリード戦)をこなすためではなく、クラブが滞在10日間で世界的なコマーシャルやブランド戦略を進めることが目的となる。さらにクラブのアイデンティティである社会貢献のため、クラブ財団主導のイベント参加も含まれている。このためトップチームのスケジュールは訪問都市それぞれで様々な行事が入って来ることになる。

バルサは今回クラブ史上7回目の米国遠征を行う(第1回はちょうど80年前の1937年。当時はクラブ存続に大きな意味があることだった)。この一歩はクラブの世界戦略の中で大きな意味を持つものになる。クラブは昨年9月からニューヨークに常設オフィスを設置(2013年の香港に続く本国以外で2番目のクラブ拠点)。バルサのブランドを高め、米国リーグ内での女子サッカーの発展、またFCBスクールの推進、才能発掘のためのバルサアカデミー2つの設立やFCB財団の社会貢献プロジェクトの推進が目的になっている。

ベレッチ、アンリ、マルケスといったレジェンド選手が同行

トップチームや下部組織選手のほかジュリアーノ・ベレッチ、ティエリ・アンリ、ラファ・マルケスといった元所属選手たちが米国滞在中、チームとともに行動する。クラブ大使になったばかりのブラジル人元選手はチームの3都市訪問いずれもに同行、クラブ各種のイベントに参加。バルサのあとニューヨーク・レッドブルズでプレーした元フランス代表選手は同都市でのプロモーション活動を手助けする。米国でも2シーズンに渡りアンリとチームメイトだったラファ・マルケスはロング・アイランドでのバルサアカデミーの発足イベントに出席する。

ジュリアーノ・ベレッチ

ブラジル出身の元選手は3シーズン(2004/05—2006/07)に渡りアスルグラナスでプレー。クラブが通算2回目の欧州チャンピオンとなった2006年チャンピオンズリーグ決勝、アーセナル戦で得点を挙げた選手として今後も記憶され続ける。ベレッチはバルサ所属期に5タイトルを獲得した。

ティエリ・アンリ

元フランス代表選手はFCバルセロナに3シーズン(2007/08—2009/10)在籍し、史上初のシーズン3冠達成などクラブ最高期の1つを担ったチームの一員。バルサで7タイトルを獲得、この中には2009年のローマでのチャンピオンズリーグ優勝、またリーガ2回とクラブワールドカップの獲得もある。

ラファ・マルケス

元メキシコ代表選手はバルサに7シーズン(2003/04−2009/10)在籍し、クラブ史上で最も成功を収めた2つのチームのメンバーだった。前者がライカールト、後者はペップ・グアルディオラが監督を務めた。マルケスはバルサで12タイトルを獲得。リーガ4回、チャンピオンズリーグ2回、クラブワールドカップ1回などがある。

豪華な対戦カード、歴史的なクラシコ

米国遠征でスポーツ的な注目カードとしてユベントス戦(ニューヨーク)、マンチェスター・ユナイテッド戦(ワシントン)、そしてレアル・マドリードとのクラシコがマイアミで行われる。いずれも注目カードながらバルサとマドリードがスペイン国外で対戦するのは史上2回目になる。唯一の対戦例は1982年のバルキシメト(ベネズエラ)でのこと。マイアミは7月27−29日の間サッカーファンの注目を集める場所になる。

女子サッカー

遠征中には米国での女子サッカーの発展プランが押し進められることになる。このプランはニューヨークオフィスとスポーツ部門で調査・分析が進められており、2018年からのリーガ参画が検討されている。FCバルセロナはグローバルブランドの定着戦略にとって重要な一歩を踏み出すことになり得る。実現すればFCバルセロナは欧州クラブで初めて米国女子プロリーグに参画することになり、大会の規模拡大やバルサの知名度アップ、さらに米国での同スポーツの発展が期待できる。

FCBスクール

バルサは米国内にサンディエゴ、アウグスティン、シカゴ、バージニア、シャーロット、フロリダと6つのFCBスクール、また40のFCBキャンプを有している。遠征中にFCBスクールがトップチームとコンタクトを取り、FCBスクール・バージニアの800人の少年少女がワシントンのフェデックス・フィールド・スタジアムで練習を見学することになっている。同都市ではクラブ幹部とレジェンド選手が公式訪問をする予定。マイアミでは同地のFCBスクールを同じように訪問することになっている。

バルサアカデミーが発足

米国では世界に先駆けてバルサアカデミーが発足する。アリゾナとロング・アイランドで予定されており、急速にサッカーが成長しているこの国でサッカー選手の発掘を進める。バルサアカデミーはスポーツ選手としてのレベルアップを望んでいる6−19歳を対象に、近年FCバルセロナで活動してきたコーチが指導を担当する。

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