バルベルデバルサのスタイル

バルベルデバルサのスタイル

新監督は、OPTAのデータが示すようにチームに新たな戦術システムを持ち込み、ボールポゼッションの面で新たな手堅さをチームにもたらした

ユベントス戦の勝利によりバルサがシーズン序盤で成長を遂げていることが明らかになった。リーガ首位のチームは無失点、チャンピオンズリーグ初戦では最近数年に何度も対戦し特に守備力が確かなチームと対戦した。ただ火曜のカンプ・ノウで鉄壁の守備を披露したのはロス・アスルグラナだった。なぜならこの試合でもチームは無失点で終えたのだから。テア・シュテーゲンはリーガ序盤だけではなく欧州大会初戦でも相手チームに得点を許していない。またメッシはこれまでのように得点を続けており(6試合で8点)、相手にとって脅威となっている。

バルサはエルネスト・バルベルデの掲げる中盤に人数を割くプレースタイルによりバランスの良さが出て来た。新監督はFCバルセロナのスタイルを取り戻し、ネイマールJr離脱のあと修正を加えながら規律や知性とともにボールを動かし、メッシの決定力を生かしている。

一体となった中盤、サイドバックが大きく広がり、高い位置からのプレッシャー

新シーズンここまでに見られる戦術的な変更点の中の1つがサイドバックの攻撃的な動き。最近2試合でセメドとジョルディ・アルバは両サイドを駆け上がることでチームプレーに厚みを付けている。特にジョルディ・アルバは左サイドのサイドアタッカーとして中盤に人数を割くスタイルの欠かせない人材となっている。

Optaの分析データから分かることは、ロス・アスルグラナスが中盤で相手を圧倒しており(ゲームメーク、攻撃ゾーンのポゼッションは70%以上)、最もアクティブに動いている選手の一人、ジョルディ・アルバのサイドが相手を圧倒している(エスパニョール戦、ユベントス戦でそれぞれ72回、95回チームメイトとのコンビネーション)。

このコンビネーションは多くの要素と関係がある。セルヒオの戦術的な適応力の高さ、イニエスタの突破力とボールタッチ、ラキテッチの連携力の高さ、そしていつだって他を圧倒する存在のメッシなどなど。シーズンを重ねてもアルゼンチン人クラックは成長し続け、完璧な選手として存在し、ゴールを挙げることで勝負を決める存在になっている。

10番の選手はアタックゾーンで非常に高い決定力があり、ストライカーのスアレス、スピードのあるデンベレ、デウロフェウをアシストしている。シーズンは始まったばかりだがバルベルデのバルサは戦術システムで良い兆候を示し、メッシのリーダーシップのもと選手にとって喜びとなっている。

Força Barça
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