今季初の逆転勝利だ。土曜日、シウタ・デ・バレンシアで行われたリーガ2節、レバンテとの対戦で、バルサは勝者のメンタリティを発揮し、前半ホームチームにリードされたにもかかわらず、決して諦めることなく、後半、スコアをひっくり返し、バレンシアで勝ち点３を手にした。ハンジ・フリックの不屈の精神は、今季も健在だ。

シウタ・デ・バレンシアで行われたリーガ第2節、レバンテとの対戦に、ハンジ・フリックは、第1節と異なる顔ぶれのイレブンをピッチに送った。バレンシアのスタジアムには、ジョアン・ガルシア、エリック・ガルシア、クバルシ、アラウホ、バルデ、マルク・カサド、ペドリ、ハフィーニャ、マークス・ラッシュフォード、ラミン・ヤマル、フェラン・トーレスがシウタ・デ・バレンシアのグラウンドに飛び出した。マルク・カサド、ラッシュフォード共にハンジ・フリックの指揮下、今季、初スタメンとなった。

ホームチームの先制

第1節のマジョルカ戦（0-3）に続けて、アウェーのレバンテとの対戦でリーガ2連勝に挑んだハンジ・フリックのチームだが、先制点は3年ぶりに1部復帰を果たしたホームチームの掌中に落ちた。前半15分、イバン・ロメロがジョアン・ガルシアのゴールマウスにエリア内からシュートを突き刺した。

バルサは多くの攻撃チャンスを生み出そうと意図するものの、超守備的なレバンテを前に苦戦を強いられた。前半37分には、ペドリのアシストを受けたフェラン・トーレスが同点弾を決める寸前も、シュートはポストに弾け、スコアは変わらなかった。前半41分にはセットプレーから、レバンテが追加点を決める寸前も、ウナイのヘディングシュートは枠を捉えなかった。前半44分には、バルデのセンタリングを受けて、ハフィーニャがゴールを狙うも、わずかにゴールマウスをそれた。前半、3分間のアディショナルタイムが加えられ、バルサはフリーキックのチャンスを得たが、そこからレバンテがボールを奪って反撃し、エリア内までボールを持ち込んだ。そのエリア内でのプレーがVARにより、バルデのハンドと判定され、レバンテ有利のPKの笛が吹かれた。イバン・モラレスがPKを沈め、バルサは2-0とホームチームにリードを許し、ハーフタイムを迎えた。

バルサの反撃

ハンジ・フリックは後半から、マルク・カサド、ラッシュフォードに変えて、ダニ・オルモ、ガビを投入した。後半が開始し、すぐにブルケがシュートも、ジョアン・ガルシアがセーブ。そこから、バルサの反撃が始まった。後半４分、ラミン・ヤマルのコーナーキックを受けたペドリがエリア外から右足を振り抜いて放ったシュートをパブロ・カンポスのゴールに突き刺し、1点を返した。更に後半７分、ハフィーニャのアシストを受けたフェラン・トーレスがゴールを突き刺し、追加点をマーク。後半から１０分もたたずして、バルサはスコアをスタート地点に戻した。

後半30分、バルデとアラウホに代わり、レバンドフスキとクリステンセンが入った。エリック、クバルシ、クリステンセンの３バックに、中盤にガビ、ダニ・オルモ、ペドリ、前線にラミン・ヤマル、ハフィーニャ、レバンドフスキ、フェラン・トーレスとハンジ・フリックは、勝ち点３を求めて、攻撃的な布陣で戦った。後半39分、バルサは最後の交代枠を使い、エリック・ガルシアに変えて、クンデが投入された。

逆転勝利

1部に戻ってきたレバンテは、ホームで最初の勝ち点を手にするべく、勇敢に挑んできたが、一方のバルサも、昨季のチャンピオンとしてタイトルを防衛するために、諦めることをしなかった。アディショナルタイム7分間が付け加えられ、スコアは2-2のままだったが、その状況で、ラミン・ヤマルが再び、精彩を放った。ラミンの放ったシュートを避けようとしたウナイだが、そのボールは非情にもゴールマウスに吸い込まれた。スコアは2-3に変わり、そこから試合終了の笛が鳴るまで、電子表示版のスコアは変わらなかった。

バルサはリーガで2連勝し、貴重な勝ち点３を手に、リーガ首位に躍り出た。このポジションを守るために挑む次戦は、8月31日（日）キックオフは、現地時間21時半、対戦相手はラヨ・バジェカーノだ。

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