公式戦、リーガが開幕する前の最後の親善試合となる60回目のジョアン・ガンペル・トロフィーは、セスク・ファブレガスの率いるイタリアのチームを前に、マニータで制覇した。

ハンジ・フリックは、プレシーズンマッチ全てを勝利で制して、良い感触を手に、開幕戦に向かうことになった。

プレシーズンラストマッチとなるセリエAのクラブチーム、コモ1907を前にした試合に、ハンジ・フリックは、ジョアン・ガルシア、バルデ、クバルシ、アラウホ、エリック・ガルシア、フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、フェルミン、ハフィーニャ、マークス・ラッシュフォード、ラミン・ヤマルのイレブンをピッチに送った。

試合の最初は、いきなり、ジョアン・ガルシアがその実力を証明する必要に駆られた。コモのドゥビカスがヘディングでバルサのゴールマウスを狙ってきたのだ。もともと、オフサイドだったとはいえ、一瞬の隙をついてきたコモの攻撃に、ジョアン・ガルシアは応えてみせた。しかし、イタリアのチームの攻撃は、それ以上、広がらなかった。ハンジ・フリックの率いるチームは、ボールコントロールを手に、プレスをかけ、試合の支配を許さなかったからだ。

フェルミンのダブルゴール

この日の先制点は、前半21分にやってきたエリア外からフェルミンが左足を振り抜き、先制点をマークしたのだ。先制点を決め、リズムに乗ったバルサは更なるゴールを狙った。ラミン・ヤマルがシュートを狙い、そのクリアボールをフレンキー・デ・ヨングが披露と、すかさず、正面にいたフェルミンに送った。バルサの16番は、そのチャンスを逃すことなく、見事なスーパーゴールを突き刺し、後半35分、スコアを2-0に変えた。

そのほぼ直後、フェルミンがラッシュフォードにパスを送った。ラッシュフォードはディフェンダーをそのスピードで外し、ゴールをハフィーニャに譲った。ハフィーニャにとって、今季の初ゴールとなった(前半37分)。さらにハーフタイムを迎える前に、ラミン・ヤマルが4点目を決めた。前半終了間際に、ラッシュフォードが、スコアを5-0にする絶好の機会を逃したものの、バルサは前半を4-0で折り返すことになった。

無失点、プレシーズン全勝

後半、ハンジ・フリックは、ラッシュフォードとエリックに代えて、フェラン・トーレスとクンデを投入した。バルサのリズムは変わらなかった。後半4分に、フェラン・トーレスが送ったパスが、バルサの10番のダブルゴールに繋がった。そこからは、試合のリズムもチャンスも落ちたものの、試合のコントロールは失われることがなかった。

さらにガビ、マルク・カサド が、フレンキー・デ・ヨングとペドリに変わって、ピッチに入った。二人とも、この日、ヨハン・クライフスタジアムに足を運んだ 5.967 人のサポーターから大きな拍手で迎えられた。その後、試合終了前に、更に5人の交代があり、ドロ、ルーニー、ジェラルド・マルティン、トニ・フェルナンデス、クリステンセンが、アラウホ、ラミン、フェルミン、ハフィーニャ、バルデに代わってピッチに入った。

リーガに向かって

スコアはそこから変わることなく、FCバルセロナは、エストレージャ・ダムンガンペル杯をマニータで終えた。選手とスタッフのプレゼンテーション、セスクやセルジ・ロベルトとの再会、セルジ・ロベルトがピッチを離れた時は、サポーターから大きな拍手が起きた。

プレシーズンマッチを全て勝利で終え、最後のこの試合を無失点で終えた今、リーグ戦の開幕を待つばかりだ。バルサのリーガデビュー戦は、ソン・モイシュで行われる8月16日(土)のマジョルカ戦、キックオフは19時半だ。

 

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