プレビュー | アーセナルーバルサ

その日がやってきた。二つのクラブ、FCバルセロナとアーセナルにとって、最もビッグな日だ。両者が出会うその場は、 UEFA女子チャンピオンズリーグ の決勝だ。バルサにとっては、5年間連続の決勝進出であり、3連覇後、四度目となる優勝杯を持ち上げるために試合に挑む。一方、対戦相手は、現在とフォーマットは異なっていたが、 2007年にこの大会覇者となった経験のあるアーセナルだ。

最近4回中3回

バルサ女子のこの大会における黄金期は、2021年にスウェーデンのヨーテボリで行われた決勝でチェルシーに勝利したことに遡る。その前の年、決勝でオリンピック・リヨンを前に黒星を喫したことを受け、2023年に、2-0のビハインドから逆転し、ヴォルフスブルクを3-2で破った。昨シーズンは、ビルバオのサン・マメス・スタジアムで行われた決勝で、バルサは最大のライバルであるオリンピックを2-0で破り、優勝トロフィーを制覇した。

アーセナル、以前のチャンピオン 

一方、アーセナルは、今季の大会でサプライズとなった。2007年に、UEFA女子カップ形式だった当時、優勝を果たした唯一のイングランドのクラブだが、準々決勝と準決勝の第1戦でレアル・マドリードとオリンピック・リヨンに敗れたにもかかわらず、ロンドンのチームは第二戦で巻き返し、勝利して決勝に進出するという素晴らしい気概を見せた。

2012年、特別な出会い

ルネ・スレガースの率いるアーセナルには、元バルセロナのマリオナ・カルデンテイがおり、決勝戦では古巣のバルセロナと戦うことになる。イングランドとカタルーニャの両クラブはこれまでわずか4回しか対戦していないが、特に記憶に残るのは2012年9月の対戦だ。アーセナルがその試合を3-0で制したのだが、それは、バルセロナにとってのチャンピオンズリーグ初戦となったからだ。

100試合目に優勝杯を手にする可能性 

10年が経過し、バルサ女子は、ヨーロッパで頂点を極めるまでにまった。土曜日の決勝は、チャンピオンズリーグでの100試合目に当たる。この記念すべき100試合目に優勝杯を掲げて、バルセロナに帰ってくる可能性があるのだ。