典型的な決勝があり、それとは別に、いわゆるエル・クラシコがある。セビージャのラ・カルトゥハで、今晩、今季、2回目となるバルサとレアル・マドリードの対戦が、121回目の国王杯決勝という形で行われる(現地時間22時キックオフ)。両者の決戦が行われる舞台は、今夜、夏の陽気になると予測されている。この決戦は、国王杯の決勝だが、バルサにとってもレアル・マドリードにとっても、シーズンの終盤に向けて弾みをつけるための争いにもなる。

タイトル以上がかかった試合

この試合にかかっているのは、タイトルのみではない。両者にとっては、リーガ、最も近いところで、バルサの場合は、チャンピオンズリーグも睨みながらの試合となる。この決勝での勝利は、カルロ・アンチェロッティのチームの士気に大きく影響を与えることになるだろう。2週間前にアーセナルを前に、チャンピオンズリーグの敗退が決まったばかりであり、この試合に負けた場合、残ったリーガにも影響しかねない。現在、マドリードのチームは、勝ち点4点差でバルサを追っている。

一方、ラ・カルトゥハで、レアル・マドリードが優勝した場合、それは国内リーグの争いに向けても、大きく飛躍を促すことになるだろう。まだ、モンジュイックにやってくる必要があるのだ。全ては予測の域を出ないが、サッカーにとって精神状態が大きな影響を与えることは誰もがわかっているところだろう。

セビージャに26.000人のクレ 

ボールが回り始めたら、スタジアムには最高の雰囲気が溢れることが期待されている。セビージャまで、 26.000人ものクレがクラシコをその目で見るために訪れている。ピッチの選手はといえば、マルク・ベルナル、アレハンドロ。バルデ、マルク・カサド、ロベルト・レバンドフスキがバルササイドでは負傷欠場となり、他方、マドリードは、ダニ・カルバハル、ミリトン、カマビンガを欠くことになる。一方で、エムバペとメンディを取り返せたようだ。 ボールよ、転がれ。一刻も早く。セビージャのカテドラルのごとく、絵に描いたような、誰もが望む夢の決勝が目の前にあるのだから。

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