ジョアン・ラポルタ「 もし予算がつけば、FCバルセロナ史上の最も暗い時代は終わる」

FCバルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、ほぼ1時間に度、カタルーニャのRAC 1 ラジオ局の番組に金曜日の朝、出演し、様々なトピックについて、答えた。概要は下記の通り：

チーム

「私は、バルサのために一生懸命取り組んでいる。私たちは、今現在、非常に慎重にならななければならない。難しいシチュエーションだ。だが、物事は進んでいくし、私たちはあきらめることはしない」

「チャビと選手たちは、みんな高いモチベーションで望んでいる。私たちは選手がどれだけ、コミットするかにかかっている」

「昨季は、素晴らしい仕事を行なった。私たちは難しいリーグ優勝を勝ち取った。今季は、より強いチームを手にしていると感じていたが、物事は計画した通りには進まなかった」

チャビ

「ビジャレアルとの試合が終わった後に、私は知った。私はいつも、降りて行って、チームに声をかけるが、彼が私に話したのはその時だった。私は驚いた。彼が試合の結果を受けてとった決断を受け入れたが、彼がその件について、ずっと考えていたこと、多くのプレッシャー下に置かれていたことに気づき、それを感じた。これは、延期された辞任だ。彼はまた、契約が残っている1年を断るつもりだとも話した。それは栄誉の辞退だ。 私たちは昨年彼との契約を延長したのだから」

「私は、チャビにシーズン末まで残って欲しい。それがベストだ。もし、フロントが決定しなければならなかったら、私たちはやはりシーズンまでチャビを存続させただろう。彼は解雇されるに値しない。もし、私たちが話しているのがチャビじゃなかったら、私たちは追い出していただろう。私がこの考えを受け入れたのは、それがチャビだからだ」

経済状態

「もし、予算がつけば、FCバルセロナ史上、最も暗い時代は、終わるを告げるだろう」

「予算は資産を売却することなく黒字を生み出す。 クラブはここでいくつかの良い仕事をしてきた。 支出と借金はわずか 2 年余りで減少した。 一部は、BLMによって生み出された多額の売上高によるもの、そして、スポーツ部門の人件費の削減のおかげだ」

「予算を完全に満たすためには、新たなスポンサーから得られると期待される新たな収入が依然として必要だ。選手の売買も我々の助けとなりうる」

「バルサが株式会社になるという考えについては、完全に否定する。クラブは、常にソシオ（会員）によって初秋されてきた。この会員によるシステムは、クラブの主要財産の一つだ。それこそが、高く評価され、スポンサーを惹きつける理由となっている。私たちには収入を得るための多くの方法がある」

「収入を高めるための鍵は、企業投資家を得ることにあるが、オーナーシップモデルの一部にさせることなく、行うことだ。 Barça Studios （バルサスタジオ）や Bihub のように、線引きをすることで、収益をあげる助けになる」

「私たちがやってきた時、直面していたのは、5億ユーロの損失と15億ユーロの借金だった。ラ・リーガへの夫妻を私たちは、6億5200万に減らし、スポーツ部門の人件費を1億7200万削減した。原則としてファイナンシャル・フェアプレーの1/1ルールに戻す。選手の売却も、助けになることだろう」

新監督

「新監督は、デコが扱う件だ。私は、今季のことを考えている」

「新監督が受け入れなければならない確かな条件がある。私たちのスポーツポリシーを改善することだ。だが、譲れないこともある。私たちは、ユース組織など、キープしていきたいものがある」

「バルサに来るいかなるコーチも、私たちが好むプレーがあることを知っている。もちろん、それぞれの監督が自らのスタイルを持っているし、それぞれのアイディアを付け加えるだろう」

「私は、どのコーチとも話していない。多くのオプションがないことも確かだ。強力なバックグラウンドがある監督でなければならない。ラファ・マルケスのような代役も、問題外ではない。彼はこの仕事を学んでいるし、選手を完璧に知っている」

移籍

「デコは、ジョアン二人との契約に取り組んでいる」

「現時点で、移籍する選手は誰もあがっていない。残りのシーズンにコミットする必要がある。シーズンの終わりに決定することになる」

「デコは、ルーカス・ベリヴァルを一定期間、モニターしていた。私たちは、選手にオファーをし、現在は、彼次第だ。トッテナムなど、私たちよりも多くオファーしているクラブも彼を追っている」

レアル・マドリード  

「レアル・マドリードはシニカルなキャンペーンを行っており、それは容認できるものではない。 裁判官は「ネグレイラ事件」の指導期間を延長したのは、彼らがそれを求めたからだ。 私はバルサが無罪になると確信している。 これは、FCバルセロナの評判を傷つけるために画策されたキャンペーンだ」

「レアル・マドリードテレビ局のやることは、恥だ。もし、少しでも良識があるなら、それを許さないだろう。審判委員会やサッカー協会は、なんらかの手を打つべきだ」

「私は、VARに反対だ。 ゲームの自発性を失う。 VAR の悪い使い方は、試合を再仲裁することだ。マドリードは恩恵を被っている」

「最後にフロレンティーノ・ペレスと話したのは、スーパー杯の最中だった」

スーペルリーガ

「この創設の目的は、国内のクラブと競争できるようにし、かつ、ヨーロッパサッカーの持続可能性を追求することにある。 現在の欧州大会の組織では、世界は富み、クラブは破滅させられる。 現体制では、我々は十分な利益は得られない」

「来年または25/26年からスーペルリーガがあるだろう。もし、その時にないようなら、考え直すが、今がその時だ」

エスパイ・バルサとモンジュイック 

「工事は、工期通りに進んでいる。エスパイ・バルサは、未来を抱きしめるプロジェクトだ。経済状況には不可欠だ。全てがうまくいっている。このリズムでいけば、年末には、再び、 Spotify カンプノウでプレーしに戻れるだろう」

「これは、クラブの最も重要なインスティトゥーショナルプロジェクトだ。私たちは全ての要求を遵守している。これまで、5回もの労働監督検査に合格しており、事件は、2件のみだ」

「モンジュイックでは、数字的に割りに合わない。チケッティングに関して、私たちはとても野心的だったが、期待通りではない。収容人数やビシビリティは、ある通りだ。適したグラウンドではないが、そうはいっても、ティケッティングは利益を生み出している。私たちにに不足しているのは、スポンサー部分だ」

バルサのユニフォーム

「ナイキとは、現在、最も望ましい状況にはない。私たちとの契約にあったいくつかの条件を守らなかった。今現在、市場が私たちに提供している額は、ナイキが支払っているものの倍だ」

「私たちは、話しており、彼らは努力すべきだと考えている。一スポンサーである以上に、一人の会員だ。この厳しい状況に、ナイキは姿を見せなかった。私たちは、よりよい状況を見つけるための地点にいる」

「トップチームのユニフォームを決定するには、三つの道がある。ナイキが私たちに提供しているものを受け入れる、市場に出る、そして、非常に興味深いオプションがあり、それが一番、確かかもしれないのは、私たち自身で製作することだ」

アレクシアとリッキー

「私たちはアレクシアに契約を再更新して欲しいと希望しており、それに取り組んでいるところだ。私たちは女子サッカーの指針だ。私たちはインパクトを与えており、そうあり続けて欲しいと願っている。私たちは、唯一、予算を増やしたチームだが、それでも、経済的な限度がある」

「リッキー・ルビオが最終的にバルサの選手になることを願っている。彼は、ここから、シーズンの終わりに向けて私たちの手助けとなると思っている」

「プロチーム全体の目的は、それぞれのリーグを勝たなければならないというところにある」