ラキティッチ「深い感謝と共に僕は行く、バルサを心の中に連れていくよ」

ラキティッチ「深い感謝と共に僕は行く、バルサを心の中に連れていくよ」

バルサのミッドフィルダーは、13ものタイトルを手にした6年間、「スペクタクル」なシーズンを過ごしたことを認めながら、クラブに別れを告げた

イバン・ラキティッチ は、既にバルサの選手ではなくなったが、永遠にクレのままだ。バルサの '4' 番は、6年間をバルサで過ごし、全員に「深く感謝」していると伝えた。全員とは、選手、監督、スタッフ、フロント、サポーターの全員だ。「クレの全員に感謝したいし、全員が僕と共に楽しむことができたことを望んでいる」とお別れのスピーチの冒頭で、ラキティッチは話した。

クロアチア人選手は、バルサで13回、優勝杯を持ち上げたこの6年間を「スペクタクル」だったと言い、日々を楽しんだと語った。「僕にとって、車に乗って、シウダ・デポルティーバへ練習に向かうことほど、最高の1日が始まる方法はなかった」と表現した。

続けて、クロアチア人選手が話した内容の中でも、印象的な一部を振り返る。ラキティッチの、この別れを告げる記者会見には、ジョセップ・マリア・バルトメウ会長が付き添った。

最高の瞬間

「一つだけ選ぶのは、難しい。6シーズンの間、素晴らしい瞬間がたくさんあったから。でも一つだけ、選ぶとしたら、ベルリンでの決勝を選びたい。それから、日本でその後、制覇したクラブワールドカップだ。それぞれのタイトル、リーグ優勝、スーパー杯は、特別なものだ。僕は、これら全てを制覇したこと、そして、僕という人物、僕の生き方を伝えることができて、とても誇りに思う」

バルサ時代

「バルサで終える二年前が、僕のベストシーズンだったと思う。2018/19 年は、一番、楽しんだ時だったが、全てがリバプールでに負けたことで、汚されてしまった」

「ここ数年間、僕らは2015年に行なったことを繰り返す寸前まで、なんどもいった。時には、ほんの小さなディテールやちょっとした幸運の問題で、運が微笑むかどうかだった」

「クラブが達成したことは、良い数のタイトルを勝ち取れるのは、良いシーズンを過ごした時のみということだ。それは簡単なことじゃない」

「今が出て行く時だと感じた。ここ数週間、熟考していた」

シャビとイニエスタへの賛辞

「チームメートとして一人だけ選ぶ?チームメートの全員から僕は学んだし、全員に感謝している。でも、もし、一人だけ、選ぶとしたら、僕はアンドレス(イニエスタ)かシャビ(エルナンデス)を選ぶよ。彼らと共に過ごすのは、最高だった。二人とも、僕がやってきた時に、すごく助けてくれた。シャビと一緒に重なったあの年は、僕にとってとても大切なものだった。その後、アンドレスとも同じだし、彼は、僕にサッカーを与えてくれた最高の友人の一人だ」

ラキティッチ&イニエスタ
Rakitic and Iniesta.

バルサの現況

「バイエルンの瞬間を思い出として残したくはない。僕らが勝者の側に立ったたくさんの瞬間があった。内省しなければならないし、この場合は対戦相手を祝さなければならない。最後の試合に参戦できなかったのは残念だ。僕のことをみんな知っている通り、僕はいつもそこにいたいと思うから」

「バルサの価値の低下?そうは思わない。僕の代表のチームメートや多くの選手と話をするが、誰もがバルサに敬意を払っている。僕の意見では、選手の全員が選べるなら最初の選択肢は、常にバルサを選ぶよ。世界一のクラブなのだから」

「ここで起きていることの全てを追い続けるよ。バルサが再び、たくさんのタイトルを手に戻ってくると確信している」

スペシャルな性格

「今朝、このチームに別れを告げた時の特別なイメージが僕には大事だ。今朝、料理人のマルタに別れを告げた時、僕が去ることに対し、彼女の目に涙があった。僕にとって、それは大きな意味を持つことだった。僕はいつでも、謙虚さ、普通さ、みんなに近しい一人の人間であることを伝えたかったからだ」

「人としての部分を残して、ここを去っていきたい。僕らは選手だし、ピッチ内ではできる限り、最大限を尽くしたい。僕の側からは、決して努力も献身も不足することはなかった。僕は、1日24時間、サッカーを生きている」

誇れるデータ

「バルサの全歴史の中で、外国人選手として4番目に多くの試合に出場したというのは、誇りだ。でも、それだけじゃなく、その全員の中で、僕が一番、シーズンの最多出場数(51)が多い選手だと言われた。この数字は、簡単に手に届くものではない」

ウンスエへのメッセージ

「チームメート、監督、フロント、ファンへの感謝とは別に、この機会を生かして、とても特別な一人、フアン・カルロス・ウンスエに別れを告げたい。彼はロッカーチーム内でとてもスペシャルな一人だった。それに、僕らはバルセロナとセビージャの両方に家を持つという共通項がある」

セビージャでの将来

「僕はセビージャと素晴らしい繋がりを持っているが、それは、明日以降に話すことだ。今日は、バルサにできる限り、最高の形で別れを告げたい」

「いつか、バルサにゴールを決めることがあったら、祝うことはしないよ。バルサを心の中に連れていく」

Força Barça
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