バルトメウ「チームは去年より高い競争力がある」

バルトメウ「チームは去年より高い競争力がある」

FCバルセロナ会長がバルサTVでクラブの現状分析を行い、エスパイ・バルサ、組織の経営状況、ネイマールの一件、メッシの継続について発言した

移籍市場が閉まったところで、FCバルセロナのジョセップ・マリア・バルトメウ会長バルサTVとのインタビューで「選手層は薄いがとても競争力がある」と満足感を示した。またネイマールを補強するためにクラブが行なった手続きについて説明している。スポーツ面で重要な要素、レオ・メッシのチーム継続やラ・カンテラへの位置付けについても言及。クラブ運営面では19/20シーズンに初めて10億ユーロを越える予算になること、さらに近く臨時クラブ総会を招集してエスパイ・バルサに関する融資方法の変更を問うことにしている。

2019/20シーズンのチーム構成

「計画は早い段階で出来上がっていて、我々は計画していた補強を行いました。それはミッドフィールダー1人、フォワード1人、ディフェンダー1人、ワゲをバルサBから昇格させるというものでした。さらにシレッセンが出て行く意向を固めていたためゴールキーパーを変える必要がありました」。

「チームは昨年より競争力があります。選手層は薄いですが非常に高い競争レベルを持っています。エルネスト・バルベルデは要求の高さを受け入れており、今年多くのものを期待しています」

「デ・リフトは目標にしていた選手の1人でしたが、彼がバルサに来ないという決断をしました」。

「チームがグリーズマンの補強を拒んだということはありません。選手たちが補強について意見することはありません。決めるのはテクニカルチームです」。

「リキ・プッチ、カルラス・ペレス、アンス・ファティといった選手たちがトップチームのリズムに慣れて行って欲しいと願っていますから現在の状況を嬉しく思っています。彼らが馴染むように監督がやっているのを喜んでいます。彼らは最高の選手たちから学んで行かなければなりません」。

ネイマール獲得への動き

「バルサはチームの補強計画を進めていました。しかしネイマールは移籍市場で出てきた一つのチャンスでした。だから彼の獲得は一つの追加事項。事前に計画していたものではありませんでした」。

「バルサが自分たちの選手たちを交渉の場に出したということは決してありません。それを望んでいたのはPSGです」

「交渉に決着がつかなかったのはPSGの要求するものをクラブが受け入れられなかったからです」

Germán Parga-FCB

非常に競争力のあるチーム

「プロチームでバルサより良いチームを抱えるクラブがあるとは思えません」

「昨シーズンの終盤、我々は全てのプロチームが欧州大会で優勝できる可能性を持っていましたが、そのことは我々が偉大なチームを抱えていることの証明であり、我々は最後まで競争力があることを示しています」。

「チームは最近11季のリーガのうち8回優勝し、チャンピオンズリーグ、クラブワールドカップなどを勝ち取りました。ただ一時的にチームが我々の望んでいた活躍を見せなかったのは事実です」。

レオ・メッシの契約 

「レオ・メッシは2020/21シーズンまで契約がありますが、最終シーズンを前に選手がバルサを出て行く可能性があります」

「ただそれはシャビ、プジョル、イニエスタが最後の契約で取り決めしていたものと同じものです。彼らはそういった自由が与えられるに相応しい選手たちで、非常にクレなので心配する必要はありません」。

「我々はメッシがバルサで2021年まで、またはもっとプレーして欲しいと願っています。我々はとても落ち着いています」。

エスパイ・バルサ

「エスパイ・バルサはクラブのプロジェクトであってクラブ役員会のプロジェクトではありません」。

「ミニエスタディの取り壊しは間も無く始まります。9月24日に記念式典を行うことになります」。

「2014年、我々は6億ユーロの予算を組んでいました。今我々がやっているのはもっと大きな額で、具体的なプロジェクトと、市役所の要求を受けての土地譲渡があり、総額は6億8500万ユーロに達する可能性があります。数ヶ月以内に臨時クラブ総会を開催し、新たな融資方法をテーマにします」

「予算が偏向されるのは経費が5年前と変わったためで、建設費を若干上乗せしました。同時に2014年の段階で見通しになかったレスコルツ地区の仕事について取り組まなければなりません。建設に関する契約は来年か1年半後にサインすることになります」。

カルレス・プジョル、クラブ復帰の可能性

「いま彼と話をしているところで、我々はバルサに戻って来て欲しい気持ちを強く持っています。彼はクラブにしっかり貢献すべき人物で、サッカーのコンセプトと組織のことをとてもよく理解しています。そのうえ最近数年、いろんなことを学んでいます」。

「緊急性はありませんが、バルサのゼネラルマネージャーのポストがカバーされていれば、という必要性はあります」。

Germán Parga-FCB

経営状態:予算と負債

「2019/20シーズン、我々はおよそ10億6000万ユーロの収入を予算として計上することにしています」

「落ち着きを与えるメッセージをお送りしたいです。我々は経営面で健全で、健全なクラブです。金融機関が我々に対して資源を提供するようアプローチしてくるというのは、我々が堅実な存在であることを証明するものです」

「負債のレベルは普通のもので、法令で設定された比率を満たしています。我々のそれはEBITDAの基準を下回るもので、多くの金額を生み出すだけのEBITDAの数値を抱えています」。

Germán Parga-FCB
Força Barça
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