FC バルセロナ - アイントラフト・フランクフルト: 欧州の夜が帰ってくる
Spotify カンプノウが、再び、光に包まれる。欧州杯の再デビュー戦とも言うべきこの試合は、新たに改修した新Spotifyカンプノウで、初めて行われるチャンピオンズリーグの試合となる。欧州の夜がホームに帰ってくるのだ。バルサは現在、リーガで手にしている良い流れを欧州にも持ってこようとしている。国内で絶好調のチームの目標は明白だ。この強固さをより大きい欧州の舞台に移すことにある。
必須の勝ち点３
この新たなリーグフェーズの状況は予断を許さない。ハンジ・フリックの率いるチームは、欧州でのトップ８に入り、無条件での出場権利を手にし、プレーオフを避けるためには、何があっても勝利が必要な状態にある。今現在、バルサは2勝1分け2敗勝ち点7を手に18位にいる。この順位は、チームの野心やポテンシャルを示していないが、アイントラフトとの試合は決勝さながらのものとなる。
ヨーロッパの舞台に慣れているやりづらい相手
アイントラフト・フランクフルトは、バルセロナで欧州レベル最高のプロジェクトを完成させるという意図と共にやってくる。ディノ・トップメラーの率いるチームは、ブンデスリーガ経由で初めてチャンピオンズリーグに参戦した。マリオ・ゲッツェのような経験ある選手とウゴ・ラーション、バウムといった若手とのバランスのとれたチームを手にしている。
非常に明白なプレースタイル、アイデンディティを手にしているが、イレギュラーな状況を過ごしている。ブンデスリーガでは7位と欧州枠から外れており、ライプツィッヒを前に 6-0 で黒星を喫してやってくる。その数字がこの矛盾を表している。13節で28得点を決め、バイエルンについで最も得点力のあるチームだが、同時に29失点しており、最も失点の多いチームなのだ。
チャンピオンズリーグにおいて、アイントラフトは、勝ち点４点で28位にいる。5試合で14失点を受け、アヤックスに次いで最も守備面で痛めつけられているチームだ。この大会でよって1勝1分3敗だ。
辛い過去のデータ
両者の対戦は非常に少ないが、その少ない過去の試合は、バルサファンには辛い記録となるものだ。最も最近行った唯一の試合は、 2021/22年のヨーロッパリーグベスト８での対戦であり、アイントラフトのアウェーでバルサは1-1と引き分けた後、ホームのカンプノウで2-3の勝利を手に、バルサを驚かしたのだ。あのバルセロニズムにとって暗黒の夜は、今でも脳裏に蘇るものであり、この日の試合へのモチベーションを増やすものなのだ。両者にとっては、初めてのチャンピオンズリーグでの対戦であり、あの章を閉じるには完璧なチャンスだ。
欠場
欠場選手についていえば、バルサはロナルド・アラウホ、ガビ、ダニ・オルモが相変わらず、欠場中だが、今回の朗報は、マルクーアンドレ・テア・シュテーゲンが戻ってきたことだ。ハンジ・フリックがその旨、前日記者会見で話している。一方、アイントラフトは、バチュアイ、そしてとりわけ、ケインについで、ブンデスリーガの得点王ランキングで2位についているブルカルトの欠場を嘆いている。