エル・クラシコはバルサのものだ。クラシコは再び、バルサカラーだ。ハンジ・フリックの率いるバルサは、今季4回目のクラシコを4度目の勝利で飾った。それも、前半、エムバペのダブルゴールで、0-2と先制されたにもかかわらず、エリック・ガルシア、ラミン・ヤマル、ハフィーニャ(2)のゴールで逆転し、最終的に3-4のスコアで勝ち点3を手にした。レアル・マドリードとの勝ち点差は、7点差に広がり、リーガ優勝は、かつてないほど、近づいた。

リーガの行先がかかっているこの試合に、ハンジ・フリック監督は、シュチェスニー、エリック・ガルシア、クバルシ、イニゴ・マルティネス、ジェラルド・マルティン、フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、ダニ・オルモ、ハフィーニャ、ラミン・ヤマル、フェラン・トーレスのイレブンをピッチに送った。

レアル・マドリードの先制

このテンションの高い試合は、予想を裏切らないハイテンションでスタートした。前半3分にシュチェスニーがエリア内に入ったエムバペに犯したファウルにより、PK判定が下された。前半5分、エムバペがそのゴールを沈め、バルサは早い段階でレアル・マドリードに先制点を許すことになった。それも前半14分に、再び、エムバペが追加点をマーク。前半15分の時点で、バルサはホームでのクラシコながら、すでに0-2の先制を許す展開となった。

リーダーのリアクション

しかし、今季のハンジ・フリックバルサに、以前と異なる点があるとすれば、先制されても、必ずリアクションを起こす点だ。今回もそれは例外ではなかった。前半19分、この日、サイドバックとしてスタメン出場したエリック・ガルシアが、バルサに最初の得点をもたらした。左コーナーキックから始まったプレーをフェラン・トーレスがセンタリング。そのアシストを受けてヘディングでクルトワの守るゴールマウスに突き刺した。このゴールに勢いを手にしたバルサの同点弾は、前半32分に生まれた。再び、フェラン・トーレスのアシストを受けて、今回はラミン・ヤマルがシュートを沈めた。同点になってから、逆転までは早かった。前半34分、ペドリのアシストを受けたハフィーニャが3点目をマーク。更に試合が終わる前に、前半45分、再び、フェラン・トーレスのアシストを受けてハフィーニャが追加点をマーク。バルサは、0-2だったスコアを2-4に変えて、これ以上はないエキサイティングな前半を終えた。

エムバペのハットトリック

この試合に負けたら、リーガ制覇が遠のくことが明白なレアル・マドリードも、諦めることはなかった。国王杯の決勝のごとく、レアル・マドリードは再び、逆転を余儀なくされた。後半が始まって早い時間の10分には、シュチェスニーが失点を防ぐ必要に駆られた。そして、後半25分、ビニシウスのアシストを受けて、エムバペがこの日、三度目のゴールを決めた。

心臓破りのファイナル

今季のバルサは何度となく逆転勝利を手にし、苦境を乗り越えてきたが、それでも今回の試合最後の数分間は、心臓破りのファイナルだった。チュアメニがエリア内で犯したハンドは、PKを取られることはなかった。後半44分には、エムバペのアシストを受けてピッチに入ったばかりのビクトル・ムニョスがゴールを決める寸前だったが、ポストをかすって枠外に弾けた。一方、アディショナルタイムに、今日バースデーのフェルミンが決めたゴールは、その前段階のプレーのハンドにより取り消された。スコアは5-3ではなく、4-3で終わったが、それでも勝ち点3に違いはなかった。バルサはエル・クラシコを再び、制したのだ。今季、4回のクラシコはすべてバルサカラーに染まった。そして、リーグ優勝は、現実のものとして、目の前に迫ってきた。

 

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