ボルシア・ドルトムント - FC バルセロナ:ドルトムントから準決勝へ
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準決勝に進むのは、バルサだ!チャンピオンズリーグ準々決勝第二レグが行われたヴェストファーレンシュタディオンで、バルサはボルシア・ドルトムントを前に、今年、最初の黒星を喫することになったが、総計で3-5のスコアを手にして、6年ぶりのチャンピオンズリーグ準決勝進出を果たした。
まだ、全ては決まっていないし、ヴェストファーレンシュタディオンは、サポーターが激しいプレスをかけてくる非常に難しいスタジアムだ。自らの経験から、ハンジ・フリックは、このスタジアムの恐ろしさを警告していた。第一レグの仕事を第二レグできっちりと終え、準決勝進出を決めると強い意志を持って、ハンジ・フリックは、シュチェスニー、クンデ、クバルシ、アラウホ、ジェラルド・マルティン、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、フェルミン、ハフィーニャ、ラミン・ヤマル、レバンドフスキのイレブンをピッチに送った。第一レグと異なり、負傷欠場のバルデに変わって、ジェラルド・マルティンが、イニゴ・マルティネスに変えてアラウホが、ペドリに変えてガビがスタメンとなった。
ボルシア・ドルトムントの先制点
ハンジ・フリックの警告通り、ボルシア・ドルトムントは、手強かった。ホームで一転逆転を狙い、ホイッスルが鳴るやいなや、激しくバルサのゴールマウスを攻めてきた。前半5分には、ギラシが、続けてスヴェンソンが先制点を決める寸前も、ゴールネットが揺れたのは、前半9分だった。シュチェスニーのエリア内のファウルを受けて、ボルシア・ドルトムントにPKの笛が吹かれ、ドルトムントのストライカー、ギラシはそのチャンスを逃さなかった。僅差リードしたドルトムントは勢いを得て、ますます、攻撃力を増した。バルサは通常のように試合をコントロールすることができず、前半25分を過ぎてようやくフェルミンがシュートを一度打てたのみと苦戦を強いられていた。バルサは同点弾を求め続け、前半39分にはジュール・クンデが同点弾を手にするチャンスを手にした。その一方で、ドルトムントも、攻撃の手を緩めなかった。バルサは、0-1と僅差リードを許し、ハーフタイムを迎えた。
バルサのリアクション
後半同じ顔ぶれでスタートしたバルサだが、再び、最初にゴールマウスを狙ったのは、ドルトムントの方だった。シュチェスニーのクリアが光ったが、完全にセーブすることはできず、コーナーに渡ったそれが致命的となった。前半と同じ主人公、ギラシが後半4分、ベンセバイニのアシストを受けて、シュチェスニーの届かない位置へボールを押し込んだ。スコアは0-2となったが、その4分後、BVBスタジアムは静まり返った。前半から執拗にゴールを狙い続けたフェルミンが、右サイドからあげたセンタリングをベンセバイニが自らのゴールマウスに押し込み、バルサが1点を返した。この得点により、ドルトムントは逆転するのに3点が必要になった。
この状況を鎮静化させるために、後半13分、ハンジ・フリックはこの日、最初の交代を行い、ガビに変えてペドリを投入し、バルサはコントロールを取り戻し始めた。後半25分、ラミン・ヤマルとフェルミンがベンチに退き、代わりにフェラン・トーレスとエリック・ガルシアがピッチに立った。
ギラシのハットトリック
しかし、試合はバルサが望むようには進まなかった。ドルトムントも、容易に諦めず、後半31分、アラウホのショートパスを受けたギラシがハットトリックをマーク。両者の総得点差は再び、2点に縮まった。試合の規定時間が終了するまであと10分と迫っていた。
苦しみの末に・・・準決勝へ
バルサは、苦しむことを知っていた。最後まで耐えることを知っていた。後半38分には、エリック・ガルシアが放ったシュートがポストをかすった。後半40分に、ロベルト・レバンドフスキがベンチに退き、ダニ・オルモが入った。チームは今季、初黒星を喫する寸前だったが、それは問題ではなかった。準決勝への切符は目の前にあった。苦戦を強いられた末に、苦しんだ末に、望んでいた、そしてふさわしい働きをみせてきたバルサに準決勝への道が開かれた。バルサは準決勝で戦うのだ。
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