バルサ - バレンシア: これ以上、勝利は待てない

再び、ミスを犯すことはできない。FCバルセロナは、チャンピオンズリーグー直接、ラウンド16への進出を決定ーや国王杯ー準々決勝進出ーでは、恵まれた道を歩いている。しかし、リーガでの成績は、最近行われた8試合でたったの一勝しかあげていない。ハンジ・フリックのチームは、その堅守を失っている。タイトル争いをするために、これ以上、差をつけられてはならない。バレンシア戦での勝利は必須だ。

カルロス・コルベランが率いるチームは、また、バルサにとって2月6日にメスタージャで行われる、国王杯の準々決勝におけるライバルでもあるが、そのバレンシアが日曜日にリュイス・カンパニスオリンピックスタジアムにやってくる（21時）。一方のバレンシアは降格ゾーンを避けるために勝ち点を必要としている。よって、勝ち点を手にすることに切羽詰まっている両者のハイボルテージの試合が繰り広げられることになるだろう。

過去の対戦静的はポジティブ

もし、統計を見るなら、バレンシアは常にタフな対戦相手ではあるが、バルサはホームでは、 2016 年(1-2)の試合以来、負け知らずだ。その時から6勝2分だ。 

前期の試合では、バルサはメスタージャでの試合をロベルト・レバンドフスキのダブルゴールで制し、昨年のホームゲームも、レバンドフスキのハットトリックとフェルミンゴール (4-2)により、勝利で終えている。

よって、ポーランド人にとって、バレンシアはお気に入りの対戦相手の一つでもある。これまでバレンシアと4試合リーガで対戦しており、6ゴールをマークしている。国内リーグで最も多くの得点を決めているチームだ（3試合対戦しているアラベスも同様だ）。

成長が必要なバレンシア

 2024年の11月、12月の間に三連敗を喫したバレンシアは、最近の5試合中4試合で勝ち点を得ており、その内訳は、1勝（先週のレアル・ソシエダ戦）、3分け（セビージャ、アラベス、エスパニョール）、1敗（レアル・マドリード）だ。その最中にバレンシアは、監督を変更。バラハがクリスマスに解任され、カルロス・コルベランが後任となった。 

金曜日に始まった今節の時点で、バレンシアは勝ち点16だが、残留のラインにいるアラベスと勝ち点４点差にある。ウゴ・ドゥーロが6得点、ルイス・ロハが4得点で相手の守備を脅かす主軸であり、ディエゴ・ロペス、経験豊かなガヤなどが付き添っている。ゴールマウスには、簡単に破れない壁のごとく立ちはだかるジョージアのママダシュビリがいる。

バレンシアへの支援

バレンシアの訪問を受けて、FCバルセロナと財団法人は、寒冷低気圧DANAの豪雨災害の被害の悲劇から、2ヶ月が経過した後、いまだに復旧から程遠い、より被害の重いバレンシア州（パイポルタ、カタロハ、ベネツセル）の町へのコミットメントを示すためのいくつかのイベントを企画している。

それにより、被害に遭っている町に向けて、試合中に様々な資金を集めるためのイベントがFCバルセロナと財団法人を通して行われる。そのうちの一つは、バルサの選手がバレンシア戦に用いたユニフォームにサインしたものをオンラインでチャリティオークションにかけるというものだ。RCDエスパニョールとのダービー戦でも、同じことを行なっており、その際は9万ユーロの収益を集められた実績がある。