インテル - バルサ: サン・シーロでの黒星 (1-0)

僅差でインテルに勝利を譲ることになった。バルサはサン・シーロの遠征を期待していたように、勝利で飾ることはできなかった（1-0）チャルハノールがハーフタイム前に決めた唯一の得点が、イタリアのチームに勝ち点を与えた。チャビの率いるチームは、せめて同点をと目指したが、勝利の女神は最後までバルサに微笑まなかった。

試合を支配も、チャンス作れず

インドネシアのカンジュルハン・スタジアムの悲劇を悼み、1分間の追悼を行った後、前半、最初に危険を生み出したのは、ホームチームの方だった。この進出の鍵となる試合に、チャビ・エルナンデスは、テア・シュテーゲン、エリック、クリステンセン、マルコス、セルジ・ロベルト、セルヒオ、ガビ。ペドリ、ハフィーニャ、デンベレ、レバンドフスキのイレブンで臨んだ。

非常にディフェンシブなイタリアのチームの前に、バルサをスペースを与えられず、攻撃の苦戦を強いられる展開となった。インテルは、守るだけでなく、前半7分には、テア・シュテーゲンがチャルハノールのシュートをスーパーセーブした。また、この日、スタメンでプレーしたマルコス・アロンソは、前半良いパフォーマンスをみせた。

バルサは、試合を支配していたが、デンベレのシュートもハフィーニャのそれもゴールネットを揺らすことはできなかった。ハーフタイムを迎える前に、前半アディショナルタイムにチャルハノールが放ったシュートが、テア・シュテーゲンのゴールネットを揺らし、バルサはインテルにリードを許し、前半を終えることになった。

執拗に攻撃するも、勝利の女神は微笑まず

バルサは同点を目指し、執拗に攻撃を続けた。後半同じ顔ぶれでスタートしたバルサだが、後半1３分、クリステンセンが負傷したため、ジェラルド・ピケがピッチ入った。後半16分、デンベレのシュートがポストに弾け、スコアが変わらない状況が続いた。

後半19分、チャビは、状況を打破するために、ハフィーニャとマルコス・アロンソに代わって、アンス・ファティとバルデを投入した。その4分後、アンス・ファティの体を張ったセンタリングを受けたペドリが同点弾をマークするも、VARは、ゴール前にエリア内でアンス・ファティのハンドがあったと判定。ペドリが決めたゴールは、取り消され、再び、スコアは1-0に戻った。

後半38分、チャビは、ガビに変えてケシエを投入した。残された時間は刻々と減っていったが、バルサは、諦めることなく、オナナのゴールを狙い続けた。

8分間のアディショナルタイムが加えられた。しかし、超守備的なインテルを前にし、この日、勝利の女神は、バルサに微笑まなかった。来週の水曜日は、ホームでインテルを迎えることになる。