ジョアン・ラポルタ、FCバルセロナの新会長

ジョアン・ラポルタ、FCバルセロナの新会長

元会長は、再び、ソシオの信用を得て、30184票(54,28%)と絶対過半数を手に11年ぶりに新会長に選ばれ、ビクトル・フォント (16.679 票/29,99%)、アントニ・フレイシャ (4.769/8,58%)を制して、史上2番目に多くの投票で選ばれた

ソシオ番号 13352番のジョアン・ラポルタ・イ・エストゥルク(1963年6月29日バルセロナ生)が、FCバルセロナの新会長となる。史上2番目に多く投票された候補者として、この選挙に参加した55.611人の男女のソシオのうちの54,28% 、 30.184 票を手に既に本人の名前が刻まれている会長の席を再び、占め、史上41番目の会長となる。FCバルセロナの男女ソシオにより、選挙を通して、決定した。会長及びフロントは、3月7日、史上初、6箇所もの投票所が設けられ、また、郵便投票も含まれて行なわれた選挙により、決定された。

再び、民主的にソシオは会長を選び、その参加率は、投票権のある110.290 人のうち、50,42%が参加することとなった。ラポルタへの票は過半数を超え、他の二人の候補者は、それぞれ、2位となったビクトル・フォントが、16.679票(参加の 29,99 %)や3位のアントニ・フレイシャ が4.769 票 (8,58 %)を得た。また、全体で351票が白紙、無効票が3.628票あった。この数は過去最多であり、郵便投票によってこのような事態が起きた。 

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選挙が始まる前に、既に 20663人 が郵便投票権を行使したが、それが選挙で適用されたのは初めてだった。しかし、これらの投票は、適切に義務付けられた投票証明書が組み込まれているかどうかを確認する作業いが必要だった。この3月7日に現地に赴き、投票できな人々が郵便投票により投票した数は、22.811 を数え、その分、足を運んだソシオは、87.479人に減った。そのうち、78.987人がバルセロナで投票し、残りは、各地6箇所に備え付けられた投票所(ジローナ、レリダ、タラゴナ、トルトサ、アンドラ)に足を運び、投票を行なった。

ラポルタは、2003 年から 2010年の間、FCバルセロナで会長として務めた経験のある唯一の候補者だった。また、ビクトル・フォント(4.431)やアントニ・フレイシャ (2.634)と比べ、多くの支援 (9.625) を受け、最初から有力候補であり、ほぼ予測通りの結果となった。個人的なカリスマとその経験がラポルタを勝者にした。クラブ史上、異なった時期に会長を繰り返すのは、四度目だ。ジョアン・ラポルタ(2003、2021年),の前に、ジョアン・ガンペル・イ・ハエシング(1908、 1910、 1917、 1921 、1924)、ガスパル・ロセス (1917、 1920、 1930) 、アルス・イ・エンリック・ピニェイロ・ケラルト(1940, 1942)の例がある。

この選挙は、新型コロナウイルス禍に行われたため、多くの条件を満たす必要があったが、保健当局の定めたプロトコルに従い、Covid-19のための措置がとられ、ソシオの健康と安全を守るために、1900人以上が選挙準備に関わり、事故が起きることもなかった。また、今回、郵便であらかじめ、投票することができたことも、史上2番目に多い参加率を誇る選挙になる理由となった。

ラポルタに課される新たな課題は、重い。現在、パンデミックの影響を受けて非常に厳しい状況にある経済の立て直しという目標のみならず、レオ・メッシの継続、2シーズン、失望的な結果に終わっているトップチームの再生、更にエスパイ・バルサの発展、クラブの将来に残す遺産のプロジェクト、クラブの育成哲学とプレースタイルのアイデンティティであるマシアの保存など、山積みだ。

理事会の引き継ぎ 

選挙が完了した今、クラブは、選挙終了から10日以内に新たな理事会へと引き継ぎを行う必要がある。新フロントへの引き継ぎをする前に、現在の規約に従い、要求されている保証金を収める必要がある。今回の場合は、スポーツに関する10/1990 15条 10月の法律により、支出予算の15% が保証されなければならない、つまり、1億2460万ユーロ(2020/21年の予算8億3100万ユーロの15%)を収める必要がある。もし、期日までに保証できない場合は、管理員会により、新たな選挙が招集されることになる。 

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