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決勝点を決め喜ぶメッシ | MIGUEL RUIZ - FCB

輝くほど魅惑的で唯一無二のトリデンテ―。バルサは掛け値なしの3人の天才を抱えている。最高の選手は最も難しい局面、緊迫感高まる瞬間に姿を現すもので、バルサのそれはメスタージャで期待に応えた。試合が引き分けに終わる気配が濃厚ななかメッシ、ネイマールJr、スアレスのコンビプレーからPKが生まれ、ロスタイムに入った試合最後のプレーで決勝点がもたらされた。史上最高の選手はキッカーの役目を務め、リーガ最多のPKストップを誇るジエゴ・アウヴェスを破った。チームは試合序盤のアンドレス・イニエスタを負傷で失ったものの、これ以上ない展開で勝ち点3を積み重ねた。

キャプテンの負傷退場にメッシが発奮

メスタージャでの対戦は難解な試合の代名詞。バルサの選手たちはバレンシアの本拠地で10シーズン連続の負けなしがかかっているのを承知していた。チーム・アスルグラナは最近数年、勝利を勝ち取るには苦しみ抜かなければならないのを分かっていた。そして今回もその例外にはならなかった。なぜなら最後の瞬間まで勝利を手にしていなかったのだから。序盤はルイス・エンリケのチームが試合の主導権を握った。対するバレンシアはカウンターを狙い、守りを固めていた。しかし試合はアスルグラナスにとって決して好ましい展開で始まらなかった。アンドレス・イニエスタがエンソ・ペレスの激しいタックルを受け負傷、担架に運ばれながらピッチを去らなければならなかった。

チームはイニエスタを失ったダメージから立ち直らなければならかったが、その効果はすぐに現れる。ラキティッチのパスを受けたメッシが力強いシュートを決め先制する。バルサは試合をコントロールし、プランデッリのチームはボールの出どころを激しくチェックすることで対抗した。スアレスとネイマールJrがハーフタイム前に0−2にすることもできたが、ジエゴ・アウヴェスが動きに冴えを見せアウェーチームにさらなるリードを与えなかった。試合は両チームともにチャンスを迎える激しい展開に。テア・シュテーゲンがパレホとの1対1の場面を防げば、ネイマールJrはオーバーヘッドシュートを放ちわずかなところで得点にならなかった。

ノンストップの展開

ハーフタイムのあと試合はまったく違ったものになる。戦いは激しさを増し、両ゴール前でいくつもチャンスが生まれた。ネイマールJrのシュートのこぼれ球をラキティッチが再びシュートするもポストに阻まれる。しかしサッカーには論理的なところが全くなく、限りなく0−2に近づいたところからわずか5分で2−1になった。前所属選手のムニルとロドリゴがほぼ連続したプレーで2点を決め、バレンシアが逆転した。しかしルイス・エンリケのチームは苦境にも落ち込むことなく発奮を見せる。逆境と制御不能な試合展開からバレンシアを追い込んで行く。5分後にゴールデンシュー獲得選手が同点弾。スアレスはコーナーキックの流れから力強いシュートを放ちジエゴ・アウヴェスの守るゴールを陥れた。

トリデンテ必殺のプレー

メスタージャはこの上ない盛り上がりを見せ、地元チームを後押しする声援が高まって行く。バルサは激しさが増す試合に対応、息をつく暇もないほどの展開に対処する。終盤にナニがテア・シュテーゲンと1対1の絶好の場面を迎えた。そのあとスアレスもチャンスを迎えた。決勝点は訪れなかったがチームは勝利を目指し続けた。そんな中で姿を現したのがバルサの魔術師3人で、ロスタイムにPKをもぎ取った。メッシを足がかりにネイマールJr、スアレスとつなぎ相手選手のファールを誘発、バルサに勝利をもたらすキッカーをメッシが務めた。黄金に輝くトリデンテが理想的な形でメスタージャを制圧、前年優勝チームがどこなのかを見せつけた。


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