FCバルセロナーアスレティック・クラブ（4-0）:夢にみた帰還
もし、夢にみたホームへの復帰戦があるとすれば、今日、行われた試合に近いに違いない。FCバルセロナは909日ぶりにSpotifyカンプノウに戻り、アスレティック・クラブを前にゴールフェスティバル (4-0)で試合を制した。 45.157人もの観客がジョアン・ガルシアやハフィーニャの復帰を含む 記念すべき試合を楽しんだ。
11月22日16時15分。Spotifyカンプノウのピッチに再び、ボールが転がり出した。2023年5月28日以来、実に2年半ぶりにホームスタジアムに帰ってきたこの記念すべき日のリーガ、アスレティック・クラブ戦に、ハンジ・フリックは、ジョアン・ガルシア、クンデ、クバルシ、エリック・ガルシア、ジェラルド・マルティン、ダニ・オルモ、バルデ、フェルミン、フェラン・トーレス、ラミン・ヤマル、ロベルト・レバンドフスキのスタメンをピッチに送った。
歴史的初ゴール
新Spotifyカンプノウでのデビュー戦で勝利をあげたい。それもその勝ち点３は、首位のレアル・マドリードに対して、プレスをかけることができる。2年半ぶりにホームでサポーターを前にプレーしたこの試合での勝ち点３は、クレ全員の願いだった。
その願いを叶えるための第一歩は、早い時間に訪れた。前半4分、エリック・ガルシアとジェラルド・マルティンがプレスをかけて送ったボールが、この日、キャプテンのロベルト・レバンドフスキに渡った。ベテランストライカーは、それを落とすことはなかった。前節、セルタ・デ・ビゴでの試合でハットトリックを決めたポーランド人フォワードは、この日、新Spotifyカンプノウでのデビュー戦で、ウナイ・ロペスの守るゴールマウスにシューをを突き刺し、先制点を決めて、歴史の１ページにその名を刻んだ。
前半35分には、ウナイ・ゴメスが放ったシュートをこの日、招集リストに復帰し、スタメンとしてゴールマウスの下に立ったジョアン・ガルシアが止めた。また、前半40分には、ニコ・ウイリアムスが同点にする絶好のチャンスを得たが、そのシュートは、枠をとらえなかった。
シャーク登場
バルサは1-0で僅差リードし、アディショナルタイム2分間が追加されたが、そこに現れたのは、相変わらず、ゴールに飢えているサメだった。ラミン・ヤマルが右サイドから左に向けて放ったボールを受けたフェラン・トーレスが左から放ったクロスシュートは、ウナイ・シモンの手に触れたものの、その勢いを止めることはできず、ボールはラインを割った。
バルサは、スコアを2-0に変えて、ハーフタイムを迎えた。
100試合目の記念ゴール
後半から、バルデに変わってロナルド・アラウホが入った。後半4分、この日、記念すべき100試合目を迎えたフェルミン・ロペスが、右足を振り抜いてゴールを呼び込み、追加点をマーク。バルサはスコアを3-0に伸ばした。後半9分に、そのフェルミンにハードなファウルを犯したサンセトが、イエローカードを受けたが、その後、VAR判定により、イエローを取り消され、レッドカードを与えられた。ここから、アスレティック・クラブは、残りの試合時間を10人で戦うことになった。
後半18分、ハンジ・フリックは、この日のストライカー二人、フェルミンとレバンドフスキをベンチに下げ、代わりにマルク・カサドをドロをピッチに送った。後半28分、更にエリック・ガルシアと代えて、マルク・ベルナルが入った。後半35分、もう一つ、全員が待ち焦がれていた瞬間がやってきた。ハフィーニャが再び、ピッチに戻ってきたのだ。ダニ・オルモに代わってピッチに立ったハフィーニャの名前が、Spotifyカンプノウのスタンドに響き渡った。
新スタジアムで勝ち点３
後半43分にラミン・ヤマルが放ったループシュートは、ゴールマウスの枠を超えたが、新スタジアムでの最初の勝ち点３は近づいていた。試合は、そのまま、終わるかと思われたが、後半45分、中盤でボールを奪ったラミン・ヤマルが、ディフェンダーを抜いて前を向くと、前線にボールを放った。その完璧なアシストを受けたフェラン・トーレスが、この日、2度目のゴールを決めた。最初は、オフサイドと判定されたゴールだったが、VAR判定により、改めてゴールを認められた。記念すべき日に手に入れた勝ち点３。ホームでの勝利に力を得て、再び、バルサが走り出す。