レバンドフスキ、疲れ知らずの ‘キラー’
ロベルト・レバンドフスキ は上質のワインのようだ。年と共により良くなっていく。ポーランド人選手は、ゴールを決める飽くなきマシンであり、フリックのシステムにとって必要不可欠な存在だ。バルサの監督は、ブルッヘを前にした記者会見でそれを明言し、セルタ戦で、バルサのフォワードは、マスタークラスとも言うべきお手本をストライカーエリアで見せた。マークス・ラッシュフォードのセンタリングは、ことごとくゴールに変わり、年齢にもかかわらず、レバンドフスキの現役の時間は、まだ残っているとピッチで証明したのだ。
バライドスでのスーパーゲーム
バルサの ‘9’ 番は、負傷により、何週間もの間、ピッチに立つことができなかった。よって、戻ってきても、フィジカル的に戻ってきて、リズムを掴むまでに時間がかかるかもしれないとの危惧があったが、現実は、全く異なっていた。ポーランド人ストライカーは、ビゴでディフェンダーの頭痛の種となった。いつ、内側に入り込み、ホームチームのプレスを抜き去り、ボールを取りに下がった。その試合内容は素晴らしいものだった。最初にPKを押し込んだのを皮切りにし、その後、小さいエリアの右からシュートを突き刺し、そして、最後にはヘディングでクロスシュートを押し込んだ。ラドゥは彼を前に何もすることができなかった。センターフォワードのマニュアルを体現してみせたのだ。
数少ない ‘キラー’
年齢は数字だという人もいるが、少なくとも、レバンドフスキにとっては、それは明白だ。 37 才のストライカーは、ゴールを決めるのにリミットはないと決めたようだ。セルタとの対戦で、ハットトリックを決めた彼はこれでバルサのユニフォームを身につけて、159試合で108ゴールをマークした計算となる。ネイマール (105)の記録を超え、ルイス・エンリケ、サルドゥアの記録に並んだが、記録を止めることに興味はなさそうだ。
歴史的なハットトリック
誰もが1つの試合の中で、3得点を決められるわけではないが、今回、ハットトリックで、レバンドフスキは、リーガ史上同じ試合の中で、3ゴールあるいはそれ以上を決めたベテラン選手リストの4位の座を占めることになった。その前にいるのは、ホセ・モリーナ、ホアキン、そしてディ・ステファノだ。バルサにとっては、セルタを前にしたリーガで3得点を決めた二人目の選手となった。一人目は、セサルであり、実に80年ぶりにこの偉業が達成されたことになった。
レバンドフスキのゴールは、チームがセルタ・デ・ビゴを前に何がなんでも勝たなければいけない状況にある中、大きな助けとなった。バルサは、 2-4 で堂々と勝利を手にして、首位のレアル・マドリードとの点差を3点に縮めて来るべき試合に向けてエネルギーを蓄え、代表週に入った。