FC バルセロナ - エルチェ: ページを繰るための勝利
幸か不幸か、サッカーは、通常、その傷を舐める時間も、勝利の美酒に酔う時間も与えない。今回はしかしながら、エル・クラシコでの黒星であり、1週間かけてそれを消化する必要があった。なぜなら、バルサはその間、スーパー杯の王者の特権として、戦うべく国王杯もなかったからだ。マドリードで黒星を喫してから、おそらく最も長い1週間だっただろうが、この日曜日にオリンピックスタジアムにて、今季のダークホースとなったエルチェを前にボールが再び、転がることになる（18時半キックオフ）。
欠場選手にも関わらず、勝ち点３を目指す
ハンジ・フリックの率いるチームにとっては、いつもと同様に、首位から離されている現在、勝ち点３を奪いにいく選択肢以外にない。2週間以内に代表戦でリーガが終始する前に勝利を積み重ねていきたいが、シーズンのこのタイミングで、ペドリのような大事な選手の欠場を抱えながらも、効率性を取り戻すためにこのタフな時期を乗り越えなければならない。
バルサカラーのダークホース
目の前には、1部に昇格したばかりとはいえ、シーズンの素晴らしいスタートを切っているチームがある。10試合で勝ち点14点を手に、順位表では降格を十分、逃れられている安全圏にいる。国王杯もロス・ガレスを難なく制した (0-4)ばかりであり、エルチェは、元バルサにいた監督、エデル・サラビアの手腕が光っている。エデル・サラビアが、バルサからレンタル移籍しているイニャキ・ペニャ、エクトル・フォルトと共にバルセロナに戻ってくる。
バスク出身の監督は、キケ・セティエンがバルサのベンチにいた時の第二監督だったが、ボールポゼッションと勇敢なプレースタイルをこのチームにも待ち込み、昇格を達成した。前線には、アンドレ・ダ・シルバ、ラファ・ミル、アルバロ・ロドリゲスなどがおり、それに加え、アレイシ・フェバス、若手のロドリゴ・メンドサなどが控えている。
リーガ休止前に3試合で必勝
ディフェンスには、オーストリア人選手のアッフェングルーバーが、３バックを率いているほか、熟練のビガスやバルサ・アトレティクの過去があるアルバロ・ヌニェス、ヘルマン・バレラなどがいる。ポゼッションを手にしたいと望むチームは、バルサに対しても同じアプローチをしてくると見られるが、バルサはチャンピオンズリーグでのクルブ・ブルへへの遠征、来週はビゴへの遠征が控えており、代表戦でリーガが休止する前に勝利を手にしたいところだ。この3試合を逃すわけにはいかない。その最初の一歩が、唯一のホームゲーム、このエルチェ戦となる。