チャンピオンズリーグリーグフェーズ第3節、リュイス・カンパニスオリンピックスタジアムで行われたFCバルセロナ対オリンピアコス戦は、フェルミンのハットトリック、ラッシュフォードの2得点、ラミン・ヤマルのPK弾で、6-1とゴールラッシュで試合を収めることになった。

初戦となったアウェーのニューカッスル戦は制したものの、ホームでのPSG戦で黒星を喫し、勝ち点6点中3点順位表16位の状態で臨んだ第3節、オリンピアコス戦に、ハンジ・フリック監督は、シュチェスニー、クンデ、クバルシ、エリック、バルデ、カサド、ペドリ、フェルミン、ドロ、ラッシュフォード、ラミン・ヤマルのイレブンで臨んだ。

予告通りの先制点

試合のスタートから、オリンピアコスにボールを取られ、シュートを打たれたバルサだが、シュチェスニーがすかさず、クリアし、いきなり緊張感を強いられるスタートとなった。前半5分、バルデが左から前線までボールを運び、あげたセンタリングにセンターのラッシュフォードが応えるも、膝で打ったシュートはわずかに枠を捉えきれなかった。

しかし、先制点はその後、すぐにやってきた。前半7分、バルデが送ったクロスを受けたfフェルミンがラミン・ヤマルにアシストを送るも、ラミンのシュートをツォラモスがクリア。フェルミン自身が執拗にそれを奪い、ゴールに押し込んだ。前日の記者会見で、「監督が起用してくれたら、スタメンでプレーする準備はできている」と予告していたフェルミンは、自身の言葉通りにピッチでそれを証明してみせた。

マシアパワー

そしてこの日、チャンピオンズリーグで公式デビューを果たした17歳のドロが、改めてマシアパワーを証明した。前半39分、ペドロからのパスを受けたドロがフェルミンに送ったパスを再び、ツォラモスの守るゴールに突き刺し、この日、2点目をマーク。ラ・マシアのコンビネーションが前半のゴールを導き、バルサは2-0でハーフタイムを迎えることになった。

後半、同じ顔ぶれでスタートしたバルサは、後半3分にラミン・ヤマルのアシストを受けたフェルミンがヘディングでハットトリックを決める寸前だったものの、ツォラモスのクリアにあい、スコアが変わることはなかった。

オリンピアコスのゴールと退場

後半5分、エル・カービがオリンピアコスに1点を返すも、VARによりその得点が取り消しになった。しかし、エリック・ガルシアのハンドがあったとの判定が下されたため、PK判定となり、エル・カービがシュチェスニーのゴールネットを揺らし、スコアは2-1となった。その後、後半12分、エッセが2枚目のイエローカードを受け、退場となり、残りの時間を10人で戦う羽目に陥った。

ゴールラッシュ

数的後半14分、ハンジ・フリックはこの日、最初のチェンジを行ない、ドロに変わってフレンキー・デ・ヨングが入った。後半22分、ラッシュフォードがエリア内に入り込み、ツォラモスがそれを止めたものの、VARはそのプレーをPKと判定。ラミン・ヤマルは、GKの動きを読み、センターにボールを押し込み、スコアは3-1となった。

数的不利な相手を前に、バルサは次々とゴールを放り込んだ。最初は、ラッシュフォードが、後半29分に、バルデのアシストを受けたラッシュフォードが4点目をマークした。その後、後半30分には、クンデ、ラミン・ヤマル、バルデがベンチに退き、アラウホ、ルーニー・バルドグジ、ジェラルド・マルティンがピッチに立った。そのルーニーのパスを受けて、フェルミンがこの試合でハットトリックをマーク(後半31分)。そして、再び、ラッシュフォードがワンタッチで受けたボールを直接、押し込み、6点目をマーク。バルサは、スコアを6-1にし、勝ち点3が必須だった試合を制した。

ヨーロッパでの勝利との再会というミッションをクリアし、バルサは週末のエル・クラシコに向かっていく。

 

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