1990-94: バルサの選手が鍵となったW杯 (V)

1990-94: バルサの選手が鍵となったW杯 (V)

バルサ的観点からサッカーW杯の歴史を振り返るスペシャルシリーズ第5弾

ブラジルワールドカップは目前だ。再び、バルサの選手が鍵になったワールドカップ特集をここにお送りする。今回は、90年のイタリア、94年のアメリカワールドカップであり、バルサの参加選手は非常に少なかったが、一人の選手はワールドカップタイトルを制覇することになった。

イタリア 90

-90年のイタリアワールドカップでのバルサの参戦選手は、1974年以来、初めて減った。クラブと契約していた参戦選手は5人、スビサレタ、ロベルト、バケーロ、フリオ・サリーナス、クーマンだった。 

-フリオ・サリーナスとクーマンは、それぞれ、バルサの選手として1得点を決めた。サリーナスはユーゴスラビアを前に、クーマンはドイツを前に得点した。両者とも、同じ時期に敗退することになり、この時点でバルサの選手参加もいなくなった。

-スビサレタ、ロベルト、クーマンは4試合、フリオ・サリーナスが3試合、バケーロは1試合のみの出場だった。

-今回の大会では、元バルサの選手、ディエゴ・アルマンド・マラドーナが大活躍をし、アルゼンチンを準優勝に導いた。同様に元バルサの選手、ゲリー・リネカーはイギリスと準決勝まで戦った。

アメリカ合衆国 94

-バルサの選手として、初めてワールドカップのチャンピオンとなったのは、94年、ロマーリオだった。 

-ストイチコフは、大会でロシアのオレグ・サレンコと並び、5ゴールを決めて、バロンドールを制覇した。二人とも大会のベストイレブンに選ばれた。

-ワールドカップ94年の15ゴールがバルサブランドとなった。そのうち、6ゴールはストイチコフが決め、ロマーリオが5得点、ゴイコエチェア  (2)、グアルディオラ  (1)、ベギリスタイン (1)がそれぞれ、得点した。

-アメリカワールドカップは、バルサの参戦選手が多く傑出された大会となった。その時まで、最大参加選手数は8人だったが、この大会では12人もの選手が参戦した。

-殆どのバルサの選手は、ハビエル・クレメンテが率いたスペイン代表に所属していた。全部で9人ものバルサの選手が参加した。ゴイコエチェア、フェレル、セルジ、アベラルド、ナダル、バケーロ、グアルディオラ、ベギリスタイン、ロペテギだった。

-更に、クーマン(オランダ)、ストイチコフ(ブルガリア)、ロマーリオ(ブラジル)がこのリストに加わった。

-ストイチコフのブルガリアは、フランスに勝利(1-2)し、最後に参戦が決まった代表だったが、イタリアを破って準決勝進出を果たし、大会のダークホースとなった。

Força Barça
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