作陽高校、フベニルBと親善試合

作陽高校、フベニルBと親善試合

日本の作陽高校サッカー部が、バルサのフベニルBと親善試合を行なった

FCバルセロナのフベニルBは、先週のヴィッセル神戸との親善試合に続けて、今週も日本のサッカーチームとの練習試合を行なった。

今週の対戦相手は、岡山の作陽高校。毎年のように欧州遠征を行なっており、スペイン遠征を行なって、今年で10年目という海外でのサッカー教育にも力を入れている有名校だ。今回、バルセロナ到着後も時差に悩まされたが、体が慣れてくる時期に、FCバルセロナ、フベニルBとの対戦を組む形をとった。とはいえ、まだ、シーズン前のチームとリーガも後半に入り、体が出来上がっているバルサとの壁は大きかった。アウェイ感満載の天然芝のグラウンドで、早い時間帯から、バルサに得点を決められた。

バルサのフベニルBは、現在、リーガでは、首位を走っているものの、ここ最近、親善試合も含めて3試合連続で黒星を喫していたため、モチベーションも高く、前半の早い時間帯から、次々とゴール攻撃を浴びせかけ、最終的な試合スコアを9-0にし、圧倒的な攻撃力を見せつけた。

最初は、バルサのフベニルの攻撃に翻弄されがちだった作陽高校も、時間が経つにつれ、相手に突破を許さないシーンなども増え、カウンターチャンスも得たが、最終ラインを割ることができないまま、無情にも試合終了のホイッスルが響く形となった。

チームの指揮をとった三好監督は、「恵まれた場所で恵まれた相手と試合ができてよかった。結果はふがいなかったけれど、これが日本と海外の基準の差だと思う」と試合を振り返り、また、「無難にやろうと思ったら、相手陣地にボールを蹴ってでできたと思うが、前半からトライしていった。ちゃんと繋いでやろうといったところでのミスだった」とアウェーでも攻撃的な姿勢を崩さなかったからこその結果だったため、「それを体感して貰って、まだ、高校1年生だし、日本では3年まで高校の大会に参加できるので、1年後、2年後の今後に生かして欲しい」と将来への希望を込めた。また、対戦相手のバルサについては、「我慢してボールを動かしてきて、チャンスを伺いながらという姿勢がすごい。そういうチームは日本にはない」と分析し、「攻撃している方があそこまで我慢して、隙があったら決めるという、こういった経験は初めてだったと思う」とこの試合での学びを述べた。

一方、フベニルBのフラン監督は、「こういった親善試合は、私たちにとっても、選手の様子を見たりするのに役立つし、普通の練習よりもありがたいものだ」と感謝を述べ、「私たちは、育成の中でもトップのチームだ。それにこの大きなグラウンドでプレーするのは、相手にとっては、常に難しいものだ。この試合を通して、(作陽高校の)選手たちには、常に向上できるということを知って欲しい。何よりも、今後もやる気を忘れずに頑張って欲しい」とエールを送った。

 

 

Força Barça
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