ベンフィカ - バルサ: 鍵となるリスボン遠征

チャンピオンズリーグが戻ってくる。それもビッグマッチだ。バルサは、エスタディオ・ダ・ルスを訪れ、水曜日にベンフィカを前にチャンピオンズリーググループリーグ第２節を戦う（キックオフは、現地時間21時）。

クーマンの率いるチームは、バイエルンを前に第１節で敗れた後、欧州での勝ち点を求める必要があるが、目の前には絶好調のクラブチームが聳え立つ。

対戦相手

ベンフィカは、好調の波にとり、バルサとの対戦を迎える。ここまで、リーガで行われた7試合に勝っており、勝ち点２１で首位だ。チャンピオンズリーグでは、初戦でディナモ・キエフを前に引き分けている(0-0)。ジョルジェ・ジェズスが率いるチームには、元バルサのグリマルドの他に、 フェルトンゲン、オタメンディ、ヴァイグル、ジョアン・マリオ、エベルトンなどの有名選手が揃っている。

監督: ジョルジェ・ジェズス
リーグ順位: 1位
リーグ内訳: 7勝-0分-0負
チャンピオンズ内訳: 0勝-1分-0負 
最多得点選手: ヌニェス、ヤレムチュク(4 ゴール)
バルサの元選手: グリマルド

過去の対戦データ

バルサとベンフィカ は、水曜日に8シーズンぶりに対戦する。ここまで、両者はチャンピオンズリーグで4回の顔合わせを行なっている。最初の試合が行われたのは、1961年、欧州杯決勝であり、残念ながら、ポルトガルのクラブチームが 2-3で試合を制した。それから再び、顔合わせをするまで、30年間を必要とした。1991/92年のグループリーグだ。その際は、アウェーでドロー、ホームで勝利をあげ、バルサがグループリーグのリードをとり、ウェンブリーの決勝に進むことになった。クーマンのゴールでクラブが歴史的な最初の欧州杯を制覇したことは、周知の通りだ。

その後、 2005/06年、ベンフィカは、ベスト８でのライバルとなり、再び、ポルトガルでドロー、カンプノウで2-0の勝利というシナリオが繰り返された。最後は、2012/13年 、グループリーグで重なった時だ。その際、バルサは、アウェーで勝利をあげ、バルセロナでは0-0を手に、グループ首位を手にしている。

また、ロナルド・クーマンにとっては、特別な試合になることだろう。バルサの監督は、2005-06年にベンフィカを率いた経験があるからだ。その際、チャンピオンズリーグのベスト８でバルサと対戦しており、当時、ポルトガルのクラブには元バルサの選手、シモン・サブロサ、ジョバンニ・デリベルソンなどがいた。

バルサ現況

ぺドリとセルジ・ロベルトが負傷から回復し、リスボンに共に遠征することになった。一方、デンベレ、ブライスバイテ、アグエロ、ジョルディ・アルバは負傷欠場となる。

クーマンはこの試合に22人の選手を招集した。遠征メンバーは、下記の通り：テア・シュテーゲン、デスト、ピケ、アラウホ、セルヒオ、リキ・プッチ、メンフィス、アンス・ファティ、デミール、ネト、コウチーニョ、ラングレ、ぺドリ、ルーク・デ・ヨング、セルジ・ロベルト、フレンキー・デ・ヨング、ミンゲサ、ユムティティ、エリック、イニャキ・ペニャ、ニコ、ガビ

記者会見で、ロナルド・アラウホは、「バルサは全制覇を狙うし、最大限を手にするよう、戦わなければならない。何が起こるかを見に行くことはできない。僕らは勝ちに行き、最もビッグな相手と対戦しなければならない」と話した。一方、ロナルド・クーマンは、「難しい試合になるだろう。私は、ベンフィカがホームで戦う時の雰囲気と強さを知っている」と説明した。