FC バルセロナ – エイバル: ほろ苦い勝ち点1 (1-1)

FC バルセロナ – エイバル: ほろ苦い勝ち点1 (1-1)

先制された後、怪我から復帰したデンベレが決めた同点弾で、バルサはほろ苦い勝ち点1を今年最後のゲームで収めた

2020年最後のリーガ、カンプノウでの対戦、エイバルとのホームゲームで、ロナルド・クーマンの率いるチームは、勝ち点3を手に年越しを迎えることはできなかった。手にしたPKチャンスを生かせず、その一方で決めたゴールを取り消され、個人ミスが対戦相手のゴールを呼び込み、先制を許す形となった。復帰したデンベレが同点弾を決めたものの、最終的に勝ち点を分かち合う結果になった。

ブライスバイテ、チャンスを生かせず

今年最後の試合は、ほろ苦い感触に終わった。エイバルとの対戦に、右足首を治療中のレオ・メッシを招集できずに迎えたロナルド・クーマンは、テア・シュテーゲン、デスト、アラウホ、ミンゲサ、ラングレ、ジュニオル、フレンキー・デ・ヨング、ピャニッチ、ぺドリ、グリーズマン、ブライスバイテのスタメンで、試合に臨んだ。

前半7分、バルサに最初のチャンスが訪れた。エリア内のアラウホへのプレーが、VARにより、PKと判定された。ブライスバイテがPKを担うも、シュートはゴールマウスを揺らすことができず、先制点は、お預けとなった。前半25分には、そのブライスバイテが、ジュニオルのセンタリングを受けて、ゴールを決めるも、VARにより、オフサイド判定を受け、ゴールは、取り消され、スコアレスドローのまま、試合は続いた。

一方のエイバルは、バルサと対戦する時の常で、ラインをあげ、プレスをかけ、勇敢に攻めた。この日、スタメン出場の日本人アタッカー、乾がアクティブに攻撃に参加し、また、前半35分には、エリア外からカジョルがロングシュートを放ち、テア・シュテーゲンのゴールマウスを直接、狙うも、テア・シュテーゲンがクリアし、両者スコアレスドローのまま、ハーフタイムを迎えることになった。

デンベレの復帰、コウチーニョの負傷

後半から、デストに変えて、クーマンは、負傷から戻ってきたデンベレを投入。ピッチに立って、5分後には、デンベレ、フレンキー・デ・ヨングが続けてチャンスを手にするも、ドミトロビッチがクリアし、ゴールネットを揺らすことができなかった。先制点は、エイバルの手に渡った。後半13分、アラウホのコントロールミスから、ボールを奪ったキケ・ガルシアが、テア・シュテーゲンのゴールマウスに直接、シュートを突き刺し、先制点をマークした。その時まで、非常に良い活躍をしていたセンターバックの不運なミスだった。

バルサのリアクションは早かった。状況を打破すべく、後半21分、クーマンは、ピャニッチとグリーズマンに変えて、コウチーニョとトリンコンをピッチに送った。その直後、後半22分に、ジュニオルがあげたクロスに応えてデンベレが、右足を振り抜き、クロスシュートを決めて同点弾をマークした。まだ、30分以上、残っており、バルサはスコアをひっくり返させるかように思われたが、その後チャンスを手にしたぺドリやトリンコンー今日が21歳の誕生日だったーにも、この日、チャンスをゴールに変えることはできなかった。

試合を終える前に、同点よりも、悲しいニュースが待っていた。コウチーニョの負傷だ。試合中に負傷し、ピッチから運び出されたコウチーニョの負傷が、重症でないことを望もう・・・。そして、2021年は、全く異なった年でありますように! 

 

Força Barça
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