FCバルセロナとナイキは、クラブキット界に一石を投じる。2025/26シーズンのセカンドユニフォームでは、北米の多国籍企業であるナイキの有名な「スウッシュ」ロゴに代わり、「コービー・シース」ロゴが採用される。これは、鞘に納まった剣をモチーフにした、コービー・ブライアント・ブランドの象徴的なロゴであり、NBAのレジェンドとFCバルセロナのブランドコラボレーションの一環となる。コービー・ブライアントを特徴づけるスポーツエクセレンス文化を共有するところから生まれたものであり、それは、FCバルセロナのDNAの一部でもある。今回の新たなナイキとFCバルセロナのコラボレーションは、マンバ・メンタリティの影響を拡大し、ピッチの内外で新世代アスリートたちにインスピレーションを与えることを目指している。

このコラボレーションー2027/28シーズンまでの3シーズン続くことになるーは、常にコービーを特徴づけていた自己向上のスピリットとコミットメントを称えることに加え、バスケットボールスター選手が抱いていたサッカーへの愛、とりわけ、FCバルセロナのスタイルと哲学への愛情を思い起こさせることを目的としている。バルサとコービー・ブライアントの関係は古くから続いている。このNBAスターはクラブのサポーターであり、バルセロナに訪問したり、または、チームのアメリカツアー遠征の際に、クラブのメンバーやトップチームの選手たちと一緒に過ごす姿がよく見受けられたものだった。よって、今回の繋がりにより、その兄弟愛の概念を生かし続けるのと同時に、コービーとFCバルセロナのファンのつながりを生み出し、スポーツコミュニティとファンの間で、このアメリカ人のレガシーが世界的にインパクトを与える結果になることを望んでいる。

選手間の素晴らしい ‘ロンド’ 

このセカンドキットは、アレハンドロ・バルデ、アレクシア・プテジャス、クラウディア・ピナ、ガビ、エヴァ・パヨル、フレンキー・デ・ヨング、パトリ・ギハロ、サルマ・パラフエロが出演し、有名な「ロンド」のトレーニング（マンバ・ロンド）をモチーフにしたビデオを通して発表された。「ロンド」は、言うまでもなく、バルサのトレーニング哲学の根幹を成すものであり、それは、ボールポゼッションを基本としたプレースタイルや、メンタルアジリティの強化に繋がるものだ。そして、今回は、コービーにインスピレーションを受けた「マンバ・メンタリティ」が追求する、完璧さへの絶え間ない探求のメタファーとして機能している。

ユニフォーム及び関連コレクション、販売

2025/26シーズンのFCバルセロナのセカンドユニフォームは、コービーがプレーしたチームのクラシックカラーからインスピレーションを得ており、ペルシャバイオレットとブラックをアクセントにしたクリアなチームゴールドカラーとなっている。

コービーシースには、鮮やかなシリコン製3Dレリーフによる蛇皮のような質感の加工が施されており、また、バルサ章も施されている。Spotifyのロゴは、ブラックで胸の中央に配置され、一方、男子チームのシャツの左袖にはAmbilightのロゴが、女子チームのシャツにはBimboのロゴが、どちらもブラックで配されている。

ショーツは、ブラックであり、コービーのブラックマンバを彷彿とさせる質感のある蛇皮のアウトラインが施されているペルシャバイオレットのディテールがあしらわれている。左足にはFCバルセロナ章が、右足にはコービーシースが入り、その上にはチームゴールドのクリアカラーで選手の背番号が入っている。ソックスはブラックをベースに、バイオレットで「Barça」の文字が抜かれている。

これは、コレクションの中心となるアイテムであり、ブラックの試合前用のシャツやバスケットボールキット、トラックスーツ、バルサ x コービー限定版スポーツシューズなども含まれている。

新しいセカンドユニフォームと関連商品は、7月29日（火）より、FCバルセロナとナイキのショップ、及び fcbarcelona.com、nike.com のオンラインショップを通して、発売開始となる。トップチームは、7月31日（木）に韓国の首都ソウルで行われるFCソウル戦で、このユニフォームを公式に初公開することになる。

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