カンプノウに委ねられた準決勝進出 (2-0)

カンプノウに委ねられた準決勝進出 (2-0)

FCバルセロナは、サンチェス・ピチュアンでセビージャを前に勝利をあげることができず、進出はカンプノウの試合に委ねられた。

望んでいた結果は、起きなかった。サンチェス・ピチュアンで行われた国王杯8強第一レグの試合は、サラビアとイェデルのゴールで、2-0とセビージャが勝利を収め、バルサは、第二レグでの逆転が必須の状況に陥った。

ボアテングのスタメンデビュー

常に難しい試合をしいられるスタジアム、サンチェス・ピチュアンでの試合に、バルベルデ監督は、メッシ、セルヒオを監督判断で遠征させないことを決定。また、遠征当日にボアテングのトランスファーの問題がないことを確認した上で、今週、シーズン末までレンタル移籍してきたボアテングを初招集、初スタメンで起用し、その一方で、スアレスやコウチーニョ、ジョルディ・アルバをベンチに座らせ、バルサは、通常と異なる顔ぶれで、この試合に臨んだ。

前半、バルサが70%のポゼッションを手にするも、スコアボードが動かない状況が続いた。前半41分には、マウコムがフアン・ソリアーノと1対1になるシュートチャンスを手にし、バルサにとって、前半の中でも絶好の機会を手にしたが、マウコムの放ったシュートは、ゴールネットの脇を揺らし、枠をとらえなかった。逆に前半43分には、バネガのアシストを受けたイェデルのシュートがホームチームに先制点をもたらす寸前だったが、シレッセンのセーブがバルサを救い、スコアレスドローのまま、試合は、後半に持ち込まれた。

セビージャの先制、追加点

後半、先にスコアを動かしたのは、ホームチームの方だった。エリア外からアマドゥが放ったシュートは、わずかにシレッセンのゴールをそれたが、そのサプライズが冷めやらぬ前に、後半13分、サラビアのゴールが決まった。勢いを得たセビージャの攻撃を前に、後半17分、バルベルデ監督は、ボアテングとマウコムに変えて、ルイス・スアレスとコウチーニョ二人を同時にグラウンドへ送り、反撃に挑んだ。だが、後半31分、ベン・イェデルがセビージャに2点目をもたらし、点差は逆に開いた。バルベルデ監督は、最後の交代枠を使って、セメドに変えて、更にジョルディ・アルバをグラウンドに送ったが、バルサの選手が放つシュートが、フアン・ソリアーノが守るゴールマウスに吸い込まれることはないまま、試合の終わりを告げるホイッスルが鳴った。

カンプノウに委ねられた進出

現在の国王杯システムになってから、バルサがセビージャと対戦して、サンチェス・ピチュアンで黒星を喫したのは、初めてのことだが、まだ、カンプノウでの90分間が残されている。準決勝進出を決める決戦、次戦8強の第2レグは、来週の水曜日、30日の21時半(日本時間翌5時半)キックオフだ。

Força Barça
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