プレマッチレポート:FCバルセロナ−アラベス

プレマッチレポート:FCバルセロナ−アラベス

この試合が最後の指揮となるルイス・エンリケ監督のチームはクラブ通算29回目となる国王杯優勝を目指す

今シーズン最終戦となるバルサは、クラブ通算29回目、さらに3年連続での国王杯優勝という出来る限り良い形での終了を狙う。ルイス・エンリケの監督就任以来2年連続して同大会を制しており、1951−53年以来の3連覇を目指すことになる。

相手は今シーズンのサプライズを演出したチームの1つ、アラベス。今季1部昇格したチームは9位でリーグを終了、クラブ創設以来で初となるタイトル獲得を狙う。バスク州のチームはすでにバルサ戦勝ち星の経験がある。今シーズン開幕早々のカンプ・ノウでの対戦で1−2勝利を挙げた。この勝利はその後のチーム躍進の前兆と言うこともでき、元バルサ所属選手、ペジェグリーノに率いられたチームは歴史的な戦いぶりを続けることになった。

バルサは最多28回の優勝を誇るカップ戦の王者で、そのことを証明すべく戦いに臨む。ロス・アスルグラナスは最近9年で7回決勝に進出、そのうち4回に優勝。さらにその半分となる2回の会場はビセンテ・カルデロンで、来季アトレティコ・マドリードがワンダ・メトロポリターノに本拠地を移すため同スタジアムで最後の試合になる。

ルイス・エンリケ最後の指揮試合

国王杯決勝はルイス・エンリケがバルサを率いる最後の試合になる。アストゥーリアス州出身の指揮官は「タイトルを掲げて」締めくくりを迎える意志を示している。今回勝利すればバルサ監督として9つ目のタイトルとなり、同大会で一度も敗れないままで任期を終えることになる。リーガ2回、チャンピオンズリーグ1回、国王杯2回、クラブワールドカップ1回、欧州スーパーカップ1回、スペインスーパーカップ1回を制した同監督をピケは「史上最高の監督の一人」と讃えている。午後9時半(スペイン時間)にカルデロンでボールが動き出すと、ルイス・エンリケに最高のお別れをすべくカップ戦の王者がさらなる栄光を手にすべく戦いを始める。

 

 

Força Barça
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