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シーズン最後の有終の美(4-2)

バルサは、リーガ最終節にカンプノウで、エイバルを前に4-2と勝利を収めたものの、最終的にマラガでレアルマドリードが勝利したため、リーグ優勝を逃すほろ苦い結果となった。

ルイス・エンリケへの横断幕、エイバルの先制点

リーグ戦最終節、ホームにエイバルを迎えた、ルイス・エンリケは、カンプノウで、指揮をとるのが最後となる試合を率いた。試合前のスタンドには、FCバルセロナのトップチームを率いて3年間、数々のタイトルをもたらしたルイス・エンリケへの敬意を表する横断幕が広がった。

ピケの代わりに、バルサBのマルロンがスタメンに名前を連ねた顔ぶれは、選手は、ウェンブレイでの欧州杯制覇から25周年を記念したユニフォームを着て、ピッチに飛び出したが、同じ幸運は、訪れなかった。前半1分には、マラガでクリスチャン・ロナウドがレアルマドリードに先制点をもたらしていた。レアルマドリードが負けない限り、優勝の可能性がないバルサにとっては、辛いニュースだったが、更に前半6分、リーガで活躍する唯一の日本人選手、乾がエイバルに先制点をもたらした。

バルサは、ルイス・スアレスやラキティッチ、ネイマールJr、メッシと攻撃力を失わなかったものの、前半戦では、同点弾を決めることができないまま、後半に一塁の望みをかけた。

7分間で MSNが逆転も、タイトルに届かず

セルジ・ロベルトに変わってアンドレ・ゴメスが入り、後半がスタートした。だが、その流れは変わらなかった。後半がスタートして5分後にアンドレス・イニエスタがチャンスを得て、シュートを放ったものの、ヨエルにクリアされた。その後も、メッシが正面でシュートチャンスを得たものの、ゴールに嫌われ、同点弾を決められずにいる状況で、後半15分、再び、乾が好プレーをみせた。サイドから振り抜いた左足が、テア・シュテーゲンのゴールを破り、バルサが望んでいるのは、逆に点差が広がった。

だが、それであきらめるバルサではなかった。後半18分には、ネイマールJrが左から放ったシュートが跳ね返り、そのクリアボールがオウンゴールとなって、ようやく、バルサが1点を返した。その5分後には、バルサに有利なPKチャンスが訪れ、それをメッシが蹴ったものの、ヨエルがセーブ。だが、その3分後には、スアレスが右から切り込み、自力で同点弾をマーク。後半30分、再び、バルサ有利のPKの笛が吹かれた。カンプノウスタンドから起きたメッシ、メッシの大合唱に押されるように、メッシは、二回目のPKを外すことなく、力強いシュートを沈めて、スコアを逆転させた。ネイマール、スアレス、メッシと再び、MSNの活躍で、7分間の間にスコアがひっくり返された。また、試合終了間際には、メッシが再び、ゴールを決め、今季の有終の美を飾った。

だが、マラガでは、ベンゼマが後半9分に二点目を決めており、マラガは得点できない状態が続いていた。

ルイス・エンリケの率いるバルサは、カンプノウで勝利をあげたものの、わずかにリーグ優勝には届かず、2017年のシーズンを終えることになった。

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