「ヌジーンの夢」FCバルセロナのクリスマスキャンペーン

「ヌジーンの夢」FCバルセロナのクリスマスキャンペーン

FCバルセロナは、カンプノウのAuditori 1899にて、シリアの難民少女、ヌジーンが人として、戦い、努力し、 状況を克服してきたヒューマンストーリーのクリスマスキャンペーンを行なった。

2015年9月2日、アイラン・クルディという名の一人のシリアの少年の写真が、世界中の目をひくことになった。それまで欧州の目には見えていなかった難民のドラマの世界に注目が集まった。その日、近くの海岸には、小さなボートが打ち上げられた。そこには、生まれ故郷の残忍で恐怖にあふれるアレポから、遠く離れた自由を求めてほぼ5000キロの距離を旅してやってきた車椅子に乗ったヌジーン・ムスタファという名の脳性麻痺の少女がいた。

彼女のストーリーは、ジャーナリスト、クリスティーナ・ランブと共著で書かれた本「ヌジーン」という本になり、あらゆる想像を超える困難を乗り越えるための人間のキャパシティのシンボルとなった。ヌジーンは、何千万人もの難民が、単なる数字ではなく、生きた人間である証明であり、全難民にとって、安全な場所で人生をやり直せる権利、希望、克服、勇気、決意などを表現する生きたイメージそのものだ。この若きクルド人は、存在が手本そのものだが、バルサファンにとって、その彼女 に特別な共感と誇りを感じさせることがある。ヌジーン・ムスタファは、バルサの大ファンなのだ。

シリアの少女には、夢があった。彼女のアイドルであるメッシ、そしてバルサの選手と知り合うことだ。バルサと財団法人は、難民問題に深く関わっている。そこで、ナジーンの夢を叶えたいと願った。それがクラブのクリスマスキャンペーンへと繋がった。今週の木曜日、カンプノウのAuditori 1899 にて、ジョセップ・マリア・バルトメウ会長及び財団法人のマリア・バジェスジェネラルディレクターそして、ナジーン・ムスタファ本人とともに、クリスマスキャンペーンのプレゼンテーションが行われた。

「ヌジーンの夢」は、クラブがクリスマスメッセージを送るための作ったドキュメンタリースポットだ。バルサのソシオや、何百万人もの世界中のバルサファンのみならず、社会全体に向けたメッセージだ。

スポットとドキュメンターの中では、トップチームのドライバーであるマヌの遠征の様子が描かれている。ジェラルド・ピケの依頼により、ヌジーンが現在、住んでいるケルンまで、探しに行き、バルセロナまで連れて来る。そこでカンプノウでの試合を体験し、彼女のアイドルと知り合うことになる。

Força Barça
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