1月のスペインスーパー杯に先立ち、Spotifyカンプノウで行われたリーガ19節、FCバルセロナ対アトレティコ・デ・マドリード戦は、マドリードのチームに先制されたものの、ハフィーニャの同点弾に続き、後半にダニ・オルモ、更にアディショナルタイムにフェラン・トーレスがゴールを決めて、3-1でバルサが勝利をあげた。

週末に首位を奪回したばかり、最近4連勝のFCバルセロナとそのバルサを勝ち点3点差で追う最近7連勝と絶好調のアトレティコ・デ・マドリードが、首位をかけて戦うビッグゲームに向けて、ハンジ・フリックは、ジョアン・ガルシア、クンデ、クバルシ、ジェラルド・マルティン、バルデ、エリック・ガルシア、ペドリ、ダニ・オルモ、ラミン・ヤマル、ハフィーニャ、レバンドフスキのイレブンをピッチに送った。この日、試合前に風邪のために急遽招集できなくなったフレンキー・デ・ヨングに代わり、エリック・ガルシアを中盤の要に据えた。

アトレティコの先制点、ハフィーニャの同点弾

期待を裏切らないビッグチーム同士の展開になった。これまで大会を通して、毎回、先制点を決めるという偉業を成してきたアトレティコ・デ・マドリードは、Spotifyカンプノウでもそれをやってのけた。前半19分、ディフェンスを振り切り、ジョアン・ガルシアと1対1になったバエナが、そのスキルを決め、先制点をマークした。

しかし、その7分後、この日、キャプテンマークをもにつけたハフィーニャが前線に切り込むと右足でクロスシュートを突き刺し、同点弾をマーク。試合は再び、同等の状態に戻った。

前半35分、エリア内のダニ・オルモに、バリオスがファウルを犯し、バルサにPKチャンスが与えられるも、ボールを手にしたレバンドフスキが打ち上げてしまい、ネットを揺らすことができなかった。その後、前半38分、右からのラミン・ヤマルの絶好のセンタリングに応え、レバンドフスキがヘディングシュートを放つも、オブラクが冴えたセービングでそれを抑え、最終的に前半は両者、1-1でハーフタイムを迎えることになった。

ダニ・オルモの追加点

後半もかなり、双方、互角な戦いを展開していたが、後半19分、ペドリの縦パスが前線に繋がった。わずかにレバンドフスキが触れたそのボールをダニ・オルモが突き刺し、追加点をマーク。バルサは、スコアを2-1に変えて、僅差リードしたものの、このゴールを決めたプレーで、ダニ・オルモが負傷。後半21分にそのオルモとレバンドフスキがベンチに退き、代わりにフェラン・トーレスとラッシュフォードが入った。

さらに後半28分、 ドロ、カサドがピッチに入り、この日の立役者の一人、 ハフィーニャとペドリと変わった。 後半41分、クリステンセンが入り、スタンドの拍手と共にラミン・ヤマルがピッチから去った。

サメの登場、そしてフェスティバル

アトレティコ・マドリードも同点を求め、僅差リードしているバルサに攻め込んできたが、そこに常にゴールに飢えているフェラン・トーレスが現れた。アディショナルタイム6分間が加えられたが、その最後の瞬間、試合終了のホイッスルが鳴り響く前に、フェラン・トーレスがオブラクのゴールネットを揺らした。バルサは、3-1の勝利、勝ち点3、首位の維持、そして、いつものバルサが戻ってきたという感触を手に、アトレティコ・デ・マドリードを前にゴールフェスティバルに終わった。

 

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