通常総会により、2024/25年度の財務諸表及び2025/26年度の予算は、FCバルセロナが進めている財務再建を会員が強く支援する形で承認された。

昨シーズン、クラブは、通常利益、2百万ユーロを記録し、それは 賛成票412 (78%)、反対票 84 (15.9%)、棄権 31票 (5.9%)により、承認された。また、 The 2025/26 年の予算は、収入見込みが €10億7500万、経費が10億1900万ユーロ、純利益400万ユーロの純利益であり、それも可決され、賛成票418(82.6%)、反対票55(10.9%)、棄権21票(4.1%)により可決された。

正しい道

バルサは前年同様、200万ユーロの収益を得て会計年度を終えた。財務担当のフェラン・オリベは、これはクラブの「経済状況がコントロールできている」証だと述べた。リュイス・カンパニスオリンピックスタジアムで2シーズン目を迎えたにもかかわらず、総収入は予算の8億9300万ユーロを上回る9億9,00万ユーロに増加した。好調なファンの動員に支えられ、マッチデーの収入は3900万ユーロに達した。

オリベは「モンジュイックでの試合にもかかわらず、前年比1億ユーロの増加」があり、「10億ユーロの目標に近づいている」と述べた。

商業面のパフォーマンスも強調すべき点があった。ナイキとの新たな契約やその他の戦略的パートナーシップに牽引され、スポンサー収入は過去最高の2億5900万ユーロに達したのだ。マーチャンダイジング収入は、現在170カ国以上で展開されているバルサのeコマースプラットフォームのグローバル展開が大きな要因となり、55%増の1億7000万ユーロとなった。オリべはまた、BLMを売却しないという委員会の決定を改めて確認した。

 9000万ユーロに負債削減

一時的な項目 (Barçaバルサプロダクションズ  (現在の査定は1億7800万€)の再評価、 新たな PSL ホスピタリティ事業による7000万ユーロ、 UEFAによる ファイナンシャルフェアプレー違反の1500万ユーロの罰金) などを除いたクラブの税引後の収益は、1700万ユーロの赤字となった。

にもかかわらず、クラブの財務構造は依然として堅固であり、負債は4億6,​900万ユーロに減少し、前年比で9000万ユーロ、2021年比で2億1100万ユーロの減少となっている。給与所得比率は現在54%で、昨シーズンより2ポイント向上し、UEFAの規制範囲内にある。「理事会にとって極めて重要な問題」とオリベ財務担当は強調した。

総会での採決投票前に、オリベ財務担当は楽観的な見解を示し「クラブは病んでいるわけではない。しかし、我々は、過去の過ちを繰り返さないよう、引き続き細心の注意を払う必要がある。スポーツ支出は管理下になければならない」と述べた。

10億ユーロ以上の収益見込み 

2025/26年に向けて、バルサは Spotify カンプノウ への帰還により推進される10億7500万ユーロの収入を見込んでいる。再開によりスタジアムの収入は約5000万ユーロ増える見込みで、スポンサーシップとマーチャンダイジングも引き続き成長すると予想され、マーチャンダイジングは2億ユーロの売上記録を目指している。

 

もっと読む