セビージャ - バルサ : サンチェス・ピチュアンでの黒星(4-1)
リーガ8節、サンチェス・ピチュアンで行われたセビージャーFCバルセロナ戦は、2-0と先制された後、一度はラッシュフォードのゴールで、スコアを2-1まで縮めたものの、後半、点差を4-1まで広げられ、サンチェス・ピチュアンで黒星を喫することになった。
先週、手に入れたリーガ首位をキープするためには、勝ち点3を獲得することが必須だ。フェルミン、ガビ、ハフィーニャ、ジョアン・ガルシア、テア・シュテーゲンに加え、ラミン・ヤマルも負傷し、多くの欠場選手を抱えて、セビージャに臨むハンジ・フリックは、この試合に、シュチェスニー、クンデ、クバルシ、アラウホ、ジェラルド・マルティン、フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、オルモ、フェラン、ラッシュフォード、レバンドフスキのイレブンを送った。
セビージャの先制点
2015年から、セビージャに勝利を譲ったこのないバルサだが、試合のスタートは、ホームチームに有利な展開となった。前半11分、アラウホのエリア内のプレーがVARチェックの対象となり、その結果、PKの判定が下された。バルサの元選手、アレクシス・サンチェスがキッカーを請負い、前半13分、チームに先制点をもたらした。前日、レアル・マドリードがビジャレアルを前に勝っていたため、バルサは、首位の座を守り、代表週によるリーガ休止前に首位をキープするためには、なんとしても、再び、勝ち点3が必要な状況だったが、再び、ビハインドから追う流れとなった。
更に勢いを増したホームチームは、追加点をマークする寸前だった。前半25分には、イサック・ロメロのシュートが奇跡的にゴールマウスをとらえなかった。再び、ロメロがシュートを放つも、シュチェスニーがクリア、続けて前半28分にCKからのボールを捕らえたメンディが力強いシュートを放つも、シュチェスニーのセーブが炸裂し、バルサの失点を防いだ。だが、前半36分にイサック・ロメロが放ったシュートは、止めることができなかった。
前半を折り返す前に、前半43分、クバルシが絶好のパスを送り、ラッシュフォードがゴールチャンスを手にしたが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。
3度目の正直
アディショナルタイムが6分間、加えられた。最初はパウ・クバルシのパスから、その後、ペドリのパスを受けながら、シュートを決められなかったラッシュフォードだが、アディショナルタイムに待望のゴールが訪れた。アディショナルタイム6分、ペドリが取り返したボールがラッシュフォードに渡り、前半が終了する間際にバルサは1点を返し、後半を迎えることになった。
ハンジ・フリックは、後半から、アラウホとジェラルド・マルティンに代えて、エリックとバルデをピッチに送った。後半7分、再び、シュチェスニーが守護神としてゴールマウスで舞った。セビージャは、前半同様、リズムを落とすことなく、強固な姿勢を崩さなかった。
失われた同点チャンス
後半23分、フェラン・トーレスに代わって、ルーニー・バルドグジがピッチに入った。後半30分には、バルサにPKが与えられ、スコアを同点にするチャンスが訪れたものの、キッカーを担ったレバンドフスキのシュートは、ヴラコディモスのゴールに突き刺さらなかった。バルサは、2-1のスコアを再び、追う形となった。試合終了まで規定時間は、15分しか残されていなかった。
その3分後、ミスを挽回するかのように、レバンドフスキが素晴らしいパスを送り、ルーニー・バルドグジは、ディフェンダーを振り抜き、絶好のチャンスをつかむも、ルーニーもこの日、ヒーローにはなれなかった。
試合終了まで後5分という状況で、セビージャが追加点をマークした。オフサイドだったため、スコアが変わることはなかったが、勝ち点を得るための時間はほぼ残っていなかった。規定時間の90分前に、フレンキー・デ・ヨングがピッチを離れ、クリステンセンが入った。
今季初黒星
バルサの交代が行われた1分後だった。後半45分、カルモナがシュチェスニーのゴールネットを揺らした。スコアは3-1になった。だが、残酷にも試合はそこで終わらず、アディショナルタイム6分にアダムスがさらに追加点をマークした。代表週によりリーガが休止するが、まだ、リーグ戦の先は長い。次の勝利をバルサは、ジローナを前にしたカタルーニャダービーで求めることになる(10月18日16時15分キックオフ)。
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