レアル・オビエド - FC バルセロナ: オビエドでの逆転勝利(1-3)
24年ぶりにカルロス・タルティエレで行われたオビエドーFCバルセロナ戦、リーガ第6節は、バルサの逆転勝利に終わった。前半、ホームチームに先制点を決められ、ビハインドで追う形になったものの、エリック・ガルシアの同点弾を皮切りに、途中出場したレバンドフスキが追加点をマーク、更に試合終了間際にアラウホが決めたゴールで、オビエドでの逆転勝利を手に入れた。
1週間に3試合が行われるタフな週、日曜日にヘタフェを前に勝利(3-0)を手にした後の2試合目、アウェーのオビエド戦に、ハンジ・フリックは前試合から4人もの顔ぶれを変えて、ジョアン・ガルシア、アラウホ、クバルシ、ジェラルド・マルティン、エリック、カサド、ペドリ、オルモ、ハフィーニャ、ラッシュフォード、フェラン・トーレスのイレブンをピッチに送った。
選手は、試合前、みな、今週、手術を受けたガビを励ますAnims Gavi (元気を出して、ガビ)のメッセージの入ったシャツを身につけて、ピッチに上がった。無連敗記録を目指し、ガビに勝利を捧げるために。
24年ぶりにバルサを迎えたホームチームも意欲に溢れて試合をスタートした。前半7分の時点で3回ものコーナーキックを得て、ジョアン・ガルシアのゴールマウスを襲った。
前半10分に、バルサは最初の機会を得て、ハフィーニャからパスを受けたラッシュフォードがシュートを放ち、枠を捉えるも、今季ヨーロッパ一のセービングを誇るアーロンにシュートを止められた。0-0のまま、続く試合の前半23分にも再び、ラッシュフォードがシュートを放つも、再び、クリア。前半24分には、オビエドがゴールチャンスを手にするも、エリック・ガルシアがセーブ。両者ともゴールを譲らずに、前半30分を過ぎてもスコアレスドローの展開が続いた。
ホームチームの先制点
前半32分には、バルサが絶好のチャンスを手にした。ハフィーニャのシュートがポストに弾かれた。そのクリアボールを拾ったアラウホがすかさず、シュートを放ったものの、再び、目の前にアーロンが立ちはだかった。その直後、カウンター攻撃をかけたオビエドを抑止するために、ジョアン・ガルシアがエリア外に飛び出した。そこで取り返したボールをカサドに渡そうとしたが、そのパスは、アルベルト・リエラに渡った。リエラが35メートル離れたエリア外から放ったシュートは、ジョアン・ガルシアが不在のゴールに突き刺さった。ホームチームに僅差リードを許し、前半を折り返すことになった。
エリックの同点弾
リーガ制覇に向けて、何があっても勝利を手にしなければならない。後半から、マルク・カサドに変えてフレンキー・デ・ヨングがピッチに立った。
状況が変わったのは、後半10分だった。アラウホが左サイドから攻め上がり、センタリングを送った。それを受けたフェラン・トーレスのシュートは、アーロンのクリアにあったが、目と鼻の先のクリアボールをすかさず、エリック・ガルシアが押し込み、バルサは後半早々にスコアを白紙の状態に戻した。勝ち点3を手にするまで、まだ、30分以上残っていた。
9番の追加点
後半20分、ハンジ・フリックは、ハフィーニャをベンチに退け、ロベルト・レバンドフスキをピッチに送った。そして、レバンドフスキがその実力を発揮するまで、必要としたのは5分間のみだった。後半25分、フレンキー・デ・ヨングのセンタリングパスをゴール前で受けたレバンドフスキが、ヘディングでアーロンのゴールにボールを突き刺した。この試合で、鍵となった選手の一人、デ・ヨングは、バルサのユニフォームに袖を通して、264試合目を数え、バルサのレジェンド、ロナルド・クーマンの記録と並び、バルサ史上のオランダ人選手による出場回数ランキングの2位となった試合でのアシストとなった。
👏.@DeJongFrenkie21 クーマンとタイ記録: バルサで264 試合目を達成!バルサ史上のオランダ人選手として、出場回数ランキング2位に 🔵🔴🇳🇱 pic.twitter.com/ifU4iHZcBV
— FC バルセロナ (@fcbarcelona_jp) September 25, 2025
9番の登場で、バルサは勝ち点3に近づいた。とはいえ、そう簡単にゲームが進むはずもない。後半28分、ジェラルド・マルティンに代わり、クンデが入った。両者とも残った時間で、オビエドは同点弾を、バルサは更なる追加点を手に入れるために双方が互いのゴールマウスを攻め続けるシーソーゲームとなった。
だが、勝利の女神は、ハンジ・フリックのチームに微笑んだ。後半42分、ロナルド・アラウホが3点目をバルサに決めた。ゴール正面から、押し込んだヘディング弾が、この日、最後のゴールとなった。後半46分、 ベルナルとクリステンセン が、ペドリとラッシュフォード に変わって入ったが、スコアがそこから動くことはなかった。バルサは、週3の試合中2試合を勝利で終え、この勝利は、ハンジ・フリックがバルサを率いて50試合目の勝利となった。しかし、ゆっくり休んでいる時間はない。日曜日には、ホームでリーガ7節、レアル・ソシエダとの対戦が待ち受けているのだ。
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