ラヨ・バジェカーノ - FC バルセロナ: バジェカスでのドロー(1-1)
期待通りの結果を手に入れることはできなかった。バジェカスのタフなスタジアムで、ハンジ・フリックの率いるFCバルセロナは、前半、ラミン・ヤマルの先制点で試合をリードしたものの、後半、同点弾を決められ、今回は逆転を手にすることができず、今季最初のドローを喫することになった。代表ブレイク前に、リーガの3試合を全勝し、勝ち点3を手にする目標は叶わなかった。
イニゴ・ペレスの率いる攻撃的なラヨ・バジェカーノを前に、今季、3試合目のアウェー戦に、ハンジ・フリックは、ジョアン・ガルシア、クンデ、エリック、クリステンセン、バルデ、フレンキー・デ・ヨング、ダニ・オルモ、ペドリ、ラミン・ヤマル、ハフィーニャ、フェラン・トーレスのイレブンで臨んだ。
精彩を放ったジョアン・ガルシア
試合が始まるやいなや、スピーディにゴールを決めようとするその姿勢が両者に見えた。前半4分に、早速、ラミン・ヤマルが力強いシュートを直接、放ったが、バタジャがぎりぎりでセーブ。続けて、前半7分にはハフィーニャが1対1になり、先制点を狙うも、シュートはわずかにゴールマウスをそれた。だが、この日、目の前にもう一つの敵があった。ピッチの状態が悪く、芝の上を滑らないボールはイレギュラーにバウンドし、バルサはプレーの構築に苦しまされた。また、のホームチームも、前半12分に最初のゴールチャンスを手にした。カウンターからアルバロが送ったアシストを受けたラティウがゴール前で1対1になりシュートを放ったが、ジョアン・ガルシアが目の前に立ちはだかり、バルサの失点を防いだ。ジョアン・ガルシアが防いだのは、そのシュートのみではなかった。前半33分、43分にも、バルサの守護神のパフォーマンスが光った。
ラミンの先制点
一方、前半40分には、エリア内で攻撃を仕掛けていたラミン・ヤマルへのファウルに対し、主審がPKの笛を吹いた。一時的に主審がVARとの通信に問題が報じていた状況でのPKだったが、請け負ったバルサの10番は冷静にシュートを沈めて、チームに先制点をもたらした。2025/26年のリーガで、今季、2度目のゴールとなった。
単にこれがラミン・ヤマル💎#RayoBarça | #LaLigaHighlights pic.twitter.com/iPPmxJmlED
— FC バルセロナ (@fcbarcelona_jp) August 31, 2025
4分間のアディショナルタイムが加えられ、その間、ダニ・オルモがバタジャの前に1対1となり、スコアをリードする絶好のゴールチャンスを手にしたが、そのシュートは枠の上を越え、バルサは0-1と僅差で、ハーフタイムを迎えた。
後半の最初にも、再び、オルモがゴールチャンスを手にするも、この日、ダニ・オルモに運命の女神は微笑まなかった。後半16分、ハンジ・フリックは、この日、最初の交代を行い、ダブルチェンジを行った。ダニ・オルモとハフィーニャに変わって、フェランとラッシュフォードがピッチに入った。
ラヨ・バジェカーノの同点弾
次にゴールネットを揺らしたのは、ホームチームの方だった。後半22分、コーナーキックを放ったイシのセンタリングパスを受けて、ノーマークだったフラン・ペレスがジョアン・ガルシアのゴールにボールを突き刺した。スコアは、1-1のドローとなった。その5分後、デ・フルートスが追加点を決める寸前だったが、1対1で放たれたシュートを再び、ジョアン・ガルシアがセーブし、対戦相手に追加点を許さなかった。
後半33分、フェラン・トーレスとバルデに代わり、レバンドフスキとジェラルド・マルティンが入った。勝ち点3を手にするために残された規定時間は12分間だった。
守護神の力によるドロー
後半40分、追加点を手にするチャンスを手にしたのは、ラヨ・バジェカーノの方だった。イシが1対1となり、放ったシュートを再び、ジョアン・ガルシアが止めた。その後、ラティウのシュートはゴールマウスを貫いたが、オフサイドがあり、取り消された。
更に後半45分、最初はフラン・ペレスが、続けてセルヒオ・カメジョが、放ったシュートを、ジョアン・ガルシアが2度に渡り、連続で止めた。
アディショナルタイム5分が加えられ、ラミン・ヤマルが放ったシュートは、ブロックされた。両者とも、勝ち点3を手にするために、ゴールネットを揺らそうとシーソーゲームが続いた。95分しかし、ゴールネットが揺れないまま、非情に試合終了の笛が響いた。
バルサが、このタフなスタジアムで勝ち点3を手にできなかったのは悔やまれるが、良い点があるとすれば、ジョアン・ガルシアの実力が改めて証明されたことだ。バルサの守護神のエキシビジョンと共に、勝ち点1を手に、チームは、今季最初の代表週に突入することになる。次戦のリーグ戦は、ホームで行われる14日のバレンシア戦だ。
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