ミュンヘンの決勝まで後3試合。FCバルセロナはそれをわかっている。そして、モンジュイックで手に擦る良い結果が、チャンピオンズリーグ決勝へのチケットに役立つこともわかっている。ハンジ・フリックの率いるチームは、今季、灯りを取り戻し、スーパー杯と国王杯を手にした後、更なるタイトル制覇に挑む。

だが、水曜日の対戦相手は、強固だ。インテル・ミランは、最近、セリエAの3試合では、勢いを失っているものの、守備面では非常に強く、容易な試合にはならないだろう。今回のチャンピオンズリーグで最も守備が強固で攻撃も効率的なチームと対戦するのだ。そのテンションは最高潮だ。この試合にかかっている勲章には大きな勝ちがある。ヨーロッパを照らすチャンピオンズリーグの決勝でプレーする権利なのだ。

ホームで無敗

今季、リュイス・カンパニスオリンピックスタジアムで、チャンピオンズリーグを全部で6試合行っている。ハンジ・フリックは、その6試合中5試合で勝利をあげ、リーグフェーズの最終節、アタランタを前に1試合を引き分けている。つまり、バルサは現在、ホームでのチャンピオンズリーグで無敗記録を手にしており、ホームで勝ち点を与えない重要性を意識している。来週、ミランのホームでプレーする第二レグを念頭に、ホームでの無敗記録更新に挑む。 

インテルとの過去の対戦データに関していえば、過去に16回対戦しているとはいえ、チャンピオンズリーグでの敗退がかかる試合は、今回が2回目だ。初回の1回目は、2009/10年、当時、ジョゼ・モウリーニョが率いていたインテルがペップ・グアルディオラの率いるバルサを合計3-2で破ったのだった。それ以外にインテルと対戦したのは、すぶえてグループリーグでの試合だった。

見事な守備対精彩を放つ攻撃

今季のデータによれば、まさにプレースタイル対決となる。チャンピオンズリーグ最高のディフェンスを誇るチームが、チャンピオンズリーグ最高の攻撃を手にするチームと戦うことになる。

FCバルセロナは、12試合戦い37ゴールを決めており、ゴール数でバルサを追うボルシア・ドルトムント(既に敗退)より6ゴール多い形となる。チャンピオンズリーグにおける1試合平均で決めているゴール数は、 3,1 ゴールだ。一方、インテルの失点数は5得点のみ。8試合をクリーンシートで抑えている。

バルサを前にイタリアのチームは、今までの中で最も難しいミッションー対戦相手のスピーディな攻撃を封じ込めるーを手にしているが、インテルはチャンピオンズリーグでの20試合で2敗しかしていない(13勝5分)。シモーネ・インザギは、自身のチームの可能性を信じている。

主役

バルサは、レバンドフスキ、バルデ、マルク・ベルナル、マルク・カサドが欠場することがわかっており、他方、インテルは、ベンジャマン・パヴァールが欠場、マルクス・トゥラムが微妙な状態にある。

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