初めての経験は忘れられないものだというが、まさにこの日曜日、ヨーテボリでのチャンピオンズリーグ決勝の夜は、その言葉にふさわしい夜になった。
バルサ女子が初めて戦うチャンピオンズリーグの決勝という歴史的舞台で、先制点が決まるのには、1分も必要なかった。ホイッスルが吹かれて、39秒後に、メラニー・ロイポルツのオウンゴールが、バルサに先制点を与える結果になった。しかし、その失点がなくても、バルサの実力が桁外れであることを、この後、チェルシーは知ることになった。前半14分のPKをアレシアが沈め、スコアを0-2に広げたのを皮切りに、前半20分にはアイタナが追加点をマーク。20分間で3ゴールをマークする圧倒的な展開をみせた。更なる得点を求めるバルサに、再び、ゴールが訪れた。前半36分、マルティンスからのアシストを受けたキャロライン・グラハムが4点目を叩き込み、バルサは前半を0−4で折り返した。後半になり、チェルシーは、点差を詰めるために攻めてきたが、バルサの堅守は崩れなかった。バルサは、試合のホイッスルがなり終わるまで、常に対戦相手より上位だった。
この瞬間を楽しもう。なぜなら、私たちがウェンブリーの夜を忘れないように、この夜を忘れることはないのだから。私たちは、ヨーロッパチャンピオンだ！そして、FCバルセロナは、チャンピオンズリーグの男子カテゴリー、女子カテゴリー両方でチャンピオンになったこtのある初めてのクラブチームとなった。一つの歴史がまた生まれた。
