勝ち点99のリーガから10年

勝ち点99のリーガから10年

2010年5月16日、バルサは、バジャドリードを 4-0 で下し、20回目のリーグ優勝を果たした

20回目のリーグ優勝、そして勝ち点99点 = 歴史 近代サッカーの中でも、もっとも栄光に満ちた瞬間は、2008/09年、バルサが最初の3冠を獲得した時だった。もう、これ以上のことはないと思われたが、ペップ・グアルディオラは、再び、 同じことを365日後の 2009/10年に達成し、その際は、大会で誰もが達したこともない勝ち点ー99点ーを手に、2年連続でこの記録を達成したのだった。

バルサとレアル・マドリードは、それぞれ、勝ち点 96、95点を手にしていた。シーズン最後の日、大会史上、もっともタイトなリーグ優勝争いが行われていた。両者とも容易な試合ではなかった。当時、マヌエル・ペレグリーノが率いていたマラガは、残留のために勝ち点が必要だった。一方、ペップ・グアルディオラの率いるチームは、 アンダルシアのチーム同様に勝ち点を必要としていたバジャドリードを前に戦った。90分後、マラガは生き残り、バジャドリードは2部に降格することになった。

2010年、バジャドリードを制し、ホームでリーガタイトルを祝う / PHOTO: MIGUEL RUIZ-FCB

タイトルを確実にした4ゴール

スタジアムは、20回目のリーグ優勝を祝おうとするバルサファンでいっぱいだった。バルサは、この試合で、そのシーズン、もっとも甘い勝ち点3を手にした。レオ・メッシのダブルゴール、ペドロの1ゴール、バジャドリードのオウンゴールの4得点が、ハビエル・クレメンテの率いるチームに打ち勝つに十分だった。5月16日の日曜日、バルサは、2年連続でリーグチャンピオンとなり、その15日前に、準決勝でインテル・ミランに破れた悔しさを跳ね返すことができたのだった。

このシーズン、バルサは、国内リーグにおいて、たった1試合しか、負けることがなく、ほぼ完璧なシーズンを収めたのだった。また、このシーズンのゴール数は、98であり、守備力でもリーガにおいて最高であり、もっとも少ない失点数に終わったのだった。

Busquets, Valdés, Pedro i Thiago celebren la Lliga 2009/10 / FOTO: ARXIU FCB

成功に溢れる10年

この史上20回目のリーグ優勝、勝ち点99点を手にしてから、バルサは、ヨーロッパ及世界への頂点立つことになった。勝ち点99は、2年目のグアルディオラ時代として歴史に刻まれ、1年目は、バルセロニズムにとって、マジックがスタートする10年の最初の年となった。2014/15年、ルイス・エンリケを監督として迎えてからも、その勢いは続くことになる。

あれから、バルセロナの優勝を祝って、通りをサポーターが埋め尽くしたあの時から、10年を迎えた今日、バルセロナは、再び、近い将来にまた成功を手にすべく、進み続けている。

Força Barça
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