スタンフォードブリッジのイニエスタ弾から11年

スタンフォードブリッジのイニエスタ弾から11年

2009年5月6日、バルサはチェルシーに93分に決めたあの忘れられないゴールのおかげで、チャンピオンズリーグの決勝に進んだ

今から11年前の 2009年5月6日、アンドレス・イニエスタは、彼のキャリアにおける最も有名なゴールを決めた。その舞台は、ロンドン、スタンフォードブリッジ、対戦相手は、チェルシー、ゴールを決めた時間は、93分。チャンピオンズリーグの準決勝第二レグでこのゴールが、ローマのオリンピックスタジアムでの決勝のチケットに繋がったのだ。

当時のバルサを率いていたのは、ペップ・グアルディオラであり、カンプノウでの第一レグを0-0で引き分けていた。その二日後に、サンティアゴ・ベルナベウへの遠征があり、注目の一戦、クラシコが行われ、その試合で、バルサはレアル・マドリードを2-6で制し、誰もが忘れられないゲームを刻みつけたのだ。バルサがロンドンに向かったのは、その4日後という強行軍だった。

歴史的なファイナル

バルサにとっては、トリッキーなスタートとなった。チェルシーのマイケル・エッシェンが前半9分にチェルシーに先制点を与えた。バルサは、決勝に進むために、少なくとも1ゴールが必要だった。エリック・アビダルが66分に退場となり、バルサの状況は悪化したが、その30分後に別の輝かしい歴史の主役になるとは、誰がその時、考えただろうか。それは、93分だった。何度となく跳ね返された後、ダニ・アウベスの放ったセンタリングがレオ・メッシの足元に落ちた。メッシは、考えることなく、イニエスタへのアシストを送った。バルサの8番は、「全霊を込めて」ーのちに、表現したようにーチェルシーのゴールに放ったシュートが、バルサをローマへ導くことになった。

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ゴールが決まった瞬間、ベンチのグアルディオラ、ホセ・マヌエル・ピントが歓喜を爆発させ、累積欠場のため、出場できなかったカルラス・プジョルがユニフォームを脱ぎ、スタンドから、共に遠征してきたバルサのサポーターと共にスタンフォードブリッジで祝った姿は、合わせて永遠に刻まれた。

イニエスタ弾から、29タイトル 

スタンフォードブリッジでのゴールは、バルサの黄金時代を彩る象徴となった。クラブは、この年、最初の三冠を制覇したが、イニエスタがあのゴールを決めてから、クラブは、11年間で29ものタイトルを獲得(その中には、ルイス・エンリケが率いていた2015年の3冠も含まれている)している。11年間のバルサの栄光は、11年前のロンドンの伝説となった アンドレス・イニエスタのゴール抜きには語れないのだ。

Força Barça
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