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FC バルセロナ – バレンシア: すり抜けていった国王杯 (1-2)

ガメイロとロドリゴが前半に決めたゴールが、決定的となった。バルサは最後まで戦い抜いたが、タイトルを手にすることはできなかった。

セビージャで行われた国王杯決勝で、FCバルセロナは、バレンシアを前に1-2で破れ、前代未聞の国王杯五連覇は、ならなかった。ベニト・ビジャマリンで、勝利の女神は、バルセロナに微笑むことはなく、前半にガメイロとロドリゴが0-2にした結果が響き、バルサは、最後まで戦い抜き、実際、後半、メッシが1点を返したものの、最終的に前半のバレンシアのリードに追いつくことはできず、4年間にわたる国王杯の覇権を受け渡すことになった。

バルサのスタートは、よかった。そのポゼッションは、95%を超えることもあったほどであり、その支配は明白だった。だが、最初のゴールは、バレンシアに訪れた。前半22分、ガメイロがバレンシアに先制点をもたらした。更に前半33分、ロドリゴがシレッセンのゴールを揺らし、バレンシアが、0-2と試合をリードする形となった。前半終了前にメッシが再び、シュートするも、ジャウマ・ドメニクのゴールを割ることができないまま、バルサは、ハーフタイムを迎えることになった。エルネスト・バルベルデは、後半から、セメドとアルトゥールに変えて、ビダルとマウコムを投入し、状況の打開を図った。

後半5分、メッシが放ったフリーキックは、壁に直接当たり、CKになるも、得点にはならず、バルサはその時点でも、76%以上のポゼッションを誇りながらも、ゴールが決められない状況が続いた。後半27分、ようやくバルサが1点を返した。ラングレが放ったシュートがポストに弾けるも、そのボールをメッシが突き刺し、バルサに待望の1点をもたらした。そのタイミングで、バルベルデは、ラキティッチに変えてアレニャを投入。そのゴールは、少なくとも、同点に追いつくことができるのでは、という感触を与えたものの、バルサの執拗なプレッシャーに耐え、バレンシアは、前半に決めたゴールを守り続けた。実に90分を通して、26回ものシュートを放ったが、最終的にバレンシアのゴールに吸い込まれたのは、メッシが決めた1点のみだった。

バルサは、最後まであきらめることなく、ゴールを狙い続けたが、セビージャでの国王杯決勝は、無情にもバルサの腕をすり抜けていくことになった。国王杯の優勝杯を持ち上げるのは、来シーズンへ持ち越され、二冠も同様にお預けとなった。

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