勝負はマドリードでの90分 (1-1)

勝負はマドリードでの90分 (1-1)

ルカス・バスケスの先制点をメッシの代わりにスタメン出場を果たしたマウコムが決めたゴールが、互角のスコアをもたらし、決勝進出の切符は、マドリードでの第二戦に持ち越された。

全てはベルナベウに持ち越されることになった。カンプノウで行われた国王杯準決勝第一レグは、ルカス・バスケスとマウコムがそれぞれ、1点ずつ決めて、1-1  のドローに終わった。バルサは、5回目の国王杯連覇を狙い、マドリードでの90分間に全てを委ねることになった。

この日のスタメンに、メッシをベンチに温存したエルネスト・バルベルデは、スアレス、マウコム、コウチーニョの前線にアルトゥール、ラキティッチ、セルヒオの中盤、セメド、ピケ、ラングレ、ジョルディ・アルバの守備に、怪我のシレッセンに代わって、テア・シュテーゲンというスタメンで試合に臨んだ。

マドリードの早い先制

25日間に3回の対戦が待ち受けるクラシコの第一戦は、レアル・マドリードの先制点から始まった。前半6分と早い時間に、ルカス・バスケスが先制点をマーク。勢いのついたマドリードに、ホームでの意地をかけて得点を狙うバルサの激しいボールの奪い合いが続いたが、レアル・マドリードの激しいプレッシャーは、バルサが容易にプレーできない状況を生み出した。前半26分には、ピケがヘディングシュートもシュートは、ナバスの頭上を超え、ラキティッチのシュートは、ポストを直撃し、前半34分にスアレスが放ったシュートは、ナバスがクリア。レアル・マドリードに僅差リードを許したまま、バルサは、0-1 でハーフタイムを迎えた。

マウコムの同点弾

カンプノウのスタンドは、バルサに声援を送り続けた。その声が形となって現れたのは、後半13分、マウコムが待望の同点弾をマークした。ジョルディ・アルバ、スアレスがシュートを試み、そのクリアボールをマウコムが押し込んだ形となった。スコアは、1-1になり、後半18分、バルベルデは、コウチーニョとラキティッチに変えて、ビダルとメッシをピッチへ投入。スタンドからも大きな拍手が湧いた。

後半30分には、この日の得点を決めたマウコムに変えて、カルラス・アレニャが入った。アディショナルタイムの3分間も含め、バルサは、最後まで攻めたものの、マドリードの強固なディフェンスに阻まれ、スコアが変わることはなかった。バルサは、ホームで有利な結果をもたらすことはできず、決勝への切符の全ては、サンティアゴ・ベルナベウでの第二戦に持ち越されることになった。

Força Barça
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