ハンジ・フリック、 2027年まで契約更新で合意

FC バルセロナとハンジ・フリックは、現在のクラブとの契約を2027年6月30日まで延長することで合意に達した。 

ドイツ人監督は、FCバルセロナの会長、ジョアン・ラポルタ、ラファ・ユステ第一副会長、クラブのスポーツ強化担当、アンデルソン・ルイス・デ・ソウザ “デコ”と共に、水曜日にクラブオフィスで署名を行なった。 

記念すべき初シーズン 

ハンジ・フリックは、バルサファンを最初のシーズンに幸せにした。その理由は複数ある。彼がチームに厚い信頼を寄せたこと、驚くべき逆転勝利を手にしながらの優勝杯を手にしたことなどがある。彼が最初の年にもたらした情熱により、FCバルセロナは、再び、ヨーロッパでおそられる存在となった。

全ては、メスタージャでのバレンシア戦に始まった。最初の逆転劇だったが、これが、その後、シーズンで何度も繰り返されることになり、最終的に9回もの逆転勝利を収める結果となった。

また、フリック監督は指揮を執った54試合中、43試合で勝利をあげて、その勝率は73％に達した。この数字は、ルイス・エンリケ監督が、記録した83％以来の、初シーズンとしては最高の成績であり、若きチームをラ・リーガ、国王杯、スペインスーパーカップの国内三冠に導く結果となった。

決勝強い監督

ハンジ・フリックは、デビューシーズンに、決勝に強いという伝説をさらに広げることになった。スペイン・スーパーカップと国王杯で、今シーズン、最も多くのゴールを奪っているレアル・マドリードを制して、タイトルを獲得したのだ。フリックは、決勝戦で一度も負けておらず、これまで、7戦全勝（バイエルン・ミュンヘンで5戦、バルサで2戦）の成績を収めている。

今シーズンの最大の収穫として望まれていたチャンピオンズリーグ制覇はかなわなkったが、フリック監督は国内リーグで圧倒的な強さを見せ、スペインスーパー杯、国王杯、そしてリーガ優勝を手にした。監督就任1年目で国王杯とリーグ戦のダブル制覇を達成したのは、ファン・ハール、エルネスト・バルベルデ、グアルディオラ、そしてルイス・エンリケの4人のみだ。

ハンジ・フリックはFCバルセロナで歴史を刻み始めたばかりだが、来るべきシーズンの継続も約束されている。