10 Messi

Lionel Messi

フォワード

レオ・メッシが世界一の選手なのは、2009、2010、2011年にバロンドールを獲得していることからも、証明されている。その個人プレーが目を引く反面、メッシはチームプレーの象徴であり、手本となる選手だ。

メッシは95年にニューウエルズ・オールド・ボーイズでプロとしての道を歩み始め、2000年までそこでプレーしていた。13歳の時に大西洋を渡り、バルセロナまで幸運を試しにやってきて、そこでインファンティルカテゴリーから入団した。 その時から、メッシは異なるカテゴリー(インファンティルA、カデテB、カデテA、フベニルA、バルサC、バルサB、トップチーム)で著しい成長をみせて、記録的なスピードでトップまで昇格した。

2003-2004年の間、メッシは弱冠16歳で、トップチームでデビューするという大きな夢を叶えた。ポルトのエスタディオ・ド・ドラゴ新スタジアムのオープニングゲームである親善試合でデビューした。

その翌年、メッシはトップチームと公式デビューを果たした。2004年10月16日のバルセロナダービー戦であり、バルサはモンジュイックで0-1の勝利を収めた。トップチームの選手が次々と負傷したこともあり、バルサBで際立った活躍をしていたメッシは、徐々に招集リストの常連となっていった。

2005年5月1日、メッシはバルサ史上最年少で、リーグ戦のゴールをマークした選手となった。対戦相手は、アルバセテ、たったの17歳と10か月だったメッシがゴールを決めた。この記録は、その後、ボジャンに破られた。

2005年、オランダで行われたワールドユースで、メッシはチャンピオンとして優勝カップを手にしただけでなく、大会の最多ゴールをあげ、ベストプレーヤーにも選ばれた。この出来事が、まだ18歳だったメッシの実力を国際的にも知らしめることにつながった。このワールドユースでの活躍があり、その直後にメッシは、A代表のハンガリーとの親善試合に初召集された。

2005-06年のシーズンは、ユベントスを相手に戦ったジョアン・ガンペル杯で見事なデビューを飾った後、選手としての実力が爆発した年だった。 記念すべき0-3で勝利を収めたサンティアゴ・ベルナベウやチャンピオンズリーグでチェルシーを相手に戦ったスタンフォードでの試合などで、その実力は証明された。その後、ハムストリングの負傷のため、大会の最後の方は、参戦することはできなかった。メッシは最終的に国内リーグで17試合、チャンピオンズリーグで6試合、国王杯で2試合の出場を果たし、8ゴールをマークした。 翌シーズンのメッシは、さらに一歩を踏み出し、ヘタフェに打ち勝ち、制覇した国王杯のゴールのように、世界中にその実力を見せつけた。2006‐07年、チームレベルでは無冠に終わったものの、メッシはFIFAワールドプレーヤー2位、バロンドール3位を受賞した。2007‐08年もメッシの成長はとどまることなく、この年、メッシは40試合に出場し、16ゴール、10アシストを記録した。2008年、レオ・メッシはFIFAワールドプレーヤーの2位に再び、選出された。

2008‐09年、この年、ロッカールームからロナウジーニョがいなくなったものの、メッシはそのレベルをキープし、バルサの押しも押されぬスター選手となった。 初めて負傷を全くせずにシーズンを終え、個人記録を塗り替えて、51試合に出場し、38ゴールを決めた。メッシは、国王杯、チャンピオンズリーグの決勝でも決定的な役割を果たした。国王杯でもチャンピオンズリーグでも、それぞれ、ゴールを決め、2009年にはFIFAワールドプレーヤーとバロンドールの両方を受賞した。

メッシの勢いは留まることなく、2009‐10年、メッシは、ロナウドが打ち立てた年間34ゴールの記録(96‐97年)と並び、初めてリーグの得点王の座を得た。この年は、エストゥディアンテス・デ・ラ・プラタとの対戦でゴールをマークし、バルサに初のクラブワールドカップをもたらしたことでも、記憶に残るだろう。

そういった現状に甘んじるどころか、メッシは2010‐11年に公式試合で53ゴールをマークする記録を打ち立てた。当時のスペインリーグ史上、初の記録であり、その後、クリスチャン・ロナウドが同シーズンに同記録を打ち立てた。メッシはローマの時と同様に、チャンピオンズリーグの決勝で決定的な役割を果たした。ウェンブレイでエリア外からスーパーゴールをマークし、バルサを先導した。2011年、メッシは三度目のFIFAバロンドールを連続制覇し、クライフ、プラティーニ、フアン・バステンの記録に並んだ。

2011‐12年、セサル・ロドリゲスの232ゴールの記録を超えた後、クラブ史上の最多得点選手として、 歴史に刻まれた。この出来事は、2012年3月20日のバルサーグラナダ戦(5-3)で見事なハットトリックをマークした結果、生まれた。また、その2週間前の2012年3月7日、バルサーバイエルン04レバークーゼンの試合で、初めて1試合に5ゴールをマークする快挙を成し遂げている。

2012年5月5日は、再び、メッシ伝説が生まれた日になった。エスパニョールとのダービー戦で、メッシは国内リーグで50ゴール目をマークし、同時に1試合で4ゴールを決め、国内リーグの記録を打ち出した。また、アスレティック・デ・ビルバオを前にした国王杯の決勝で、この年の最後を飾るにふさわしいスーパーゴールを決めた。2011‐12年は、バルサが参戦した全ての大会でゴールをマークした。この年、メッシがマークした 73ゴールは、スペインスーパーカップ、ヨーロッパスーパーカップ、クラブワールドカップ、国王杯を制覇する全ての鍵となった。

メッシは、アルゼンチン代表のキャプテンでもあり、ワールドカップに3回(2006、2010、2014年)に参戦しており、ブラジルワールドカップでは決勝に進出したが、ジョアキン・ロウの率いるドイツ代表を前に涙を飲み、試合後に大会のベストプレーヤーに選ばれた。コパ・アメリカに3回(2007、2011、2015年)、参戦している。2015年のコパ・アメリカでは、PK戦でチリを前に決勝で敗れた。2008年の夏には、北京オリンピックに参戦し、金メダルを獲得した。

2013年、再び、FIFAバロンドールを受賞し、史上初のバロンドール受賞四連覇覇者となった。

2013/14年は、メッシにとっては負傷に苦しまれるシーズンとなったが、怪我にもかかわらず、46試合中41ゴール(リーグ戦28、国王杯5、チャンピオンズリーグ8)をあげ、この年、バルサのユニフォームを着てリーグ戦では250試合目、国王杯レバンテ-FCバルセロナ戦では、400試合目出場を達成し、400試合で331得点という素晴らしい数字を残した。

また、この年、371ゴール目を記録したメッシは、パウリーニョ・アルカンタラの記録(369)を抜いて、クラブ史上最多得点選手となった。更にリーグでは、228得点を決め、アルフレド・ディ・ステファノ(227)の記録を破り、ラウル・ゴンサレス(228)の記録に並んだ。

2014/15年は、最も多くの成功を収めた年でもあり、バルサが史上初の2度目の3冠を達成した年、メッシは、テルモ・サラの記録(251)を破り、リーグ史上最多得点選手となり、アポエルのスタジアムで、ハットトリックを決めて、ラウル(71)と並び、チャンピオンズリーグ最多得点王となった。このシーズンは、ヨーロッパで行なった試合99試合中77得点という成績で終えた。

チャンピオンズリーグでは、クリスチャン・ロナウド、ネイマールJrと並び、5回目の最多得点選手(10)としてシーズンを終え、リーグでルイス・フィーゴが記録していた最多アシスト選手(105)の記録を破り、リーグ史上、最多アシストを出した選手となった。その後、2016年で5回目のバロンドールを受賞した。

 

 

テクニカルプロフィール

慎重に。非常に独創的で、個人プレーを可能にする見事な技術を有し、対戦相手を簡単にドリブル突破できる力を持っている。非常にスピードのある左利きの選手で、中盤の選手として、ウイングとして、純粋なセンターFWとして、様々なポジションでプレーできるが、もっともナチュラルなポジションは、右ハーフウイングの位置である。身長に恵まれていないにも関わらず、そのフィジカルの強さとスピードのおかげで、対戦相手のもう税に耐えることができる。その驚異的なポテンシャルとボール運びは、まるでボールが足元に吸い付いているかのようで、その右に出るものはいない。あらゆるセットプレーのスペシャリストでもあるが、とりわけ、フリーキックとPKを得意としている。

非常に難しい局面の時にも冷静さを失わず、その責任を全うする力がある。そういった特性が、レオ・メッシを地上最高の選手にしている。


タイトル

  • 3 ヨーロッパスーパーカップ

    • 2009/10
    • 2011/12
    • 2015/16
  • 4 チャンピオンズリーグ

    • 2005/06
    • 2008/09
    • 2010/11
    • 2014/15
  • 7 スペインスーパーカップ

    • 2005/06
    • 2006/07
    • 2009/10
    • 2010/11
    • 2011/12
    • 2013/14
    • 2016/17
  • 3 クラブワールドカップ

    • 2009/10
    • 2011/12
    • 2015/16
  • 4 国王杯

    • 2008/09
    • 2011/12
    • 2014/15
    • 2015/16
  • 8 リーガ

    • 2004/05
    • 2005/06
    • 2008/09
    • 2009/10
    • 2010/11
    • 2012/13
    • 2014/15
    • 2015/16