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FCB 4-0 R.Madrid (58/59). FOTO: ARXIU FCB.

このときの対戦は1958/59シーズンのリーグ7節で両ビッククラブが対戦。2チームが突出していたのは当時の順位表を見ても明白だった。レアル・マドリードはコパ、ディ・ステファノ、プスカシュ、ヘントを擁しそれまで6戦を全勝、一方のバルサもラマレッツ、セガーラ、スアーレス、エバリスト、クバラを抱えレアル・ソシエダ戦の引き分けでのみ勝ち点を譲っていた。

バルセロナのエキジビション

この試合に向けたファンの期待度は高く、カンプ・ノウは超満員に。戦前の予想は接戦だったが、バルサはこの上ない出来を見せて強敵を粉砕。特にブラジル人フォワード、エバリスト・デ・マセドは3点を挙げて勝利の立役者になった。

先制点は試合開始23分。エバリストはテハダのパスを受け、エリア内からシュート。時間が経過するごとに両軍選手のテンションは高まり続け、40分には小競り合いを演じたロドリとプスカシュが審判により退場処分となった。1−0でハーフタイムを迎えこの時点で勝敗の行方は分からなかったが、後半にバルサの攻撃陣が爆発する。67分にエバリストが敵陣を突破、複数のディフェンダーのほかゴールキーパーのアロンソも交わし無人のゴールにボールを蹴り込んだ。喜びに包まれるホーム陣営だが、その3分後にはさらなる歓喜が訪れる。バルセロナはスアーレスを起点にしたカウンターからエバリストが再びのゴールを決めた。

乱戦、そしてテハダの4点目

バルセロナの得点ショーは残念ながらその後の乱戦を引き起こした。ディ・ステファノとシジボルの衝突は殴り合いに発展、両チームの選手たちが仲裁に入る事態にまでなった。審判はこの騒ぎの張本人だとしてシジボルとサンタマリアの2選手を退場処分にした。ただ試合終了までは15分残っており、テハダが見事な個人技から4−0のダメ押し点を決めた。

天才であり象徴的な監督、HH

天才的で賛否両論があったバルセロナの監督、エレニオ・エレーラはこの試合後にこう発言している。“こういった4−0の試合になると思っていたし、選手たちには事前に何度もそう言っていた。レアル・マドリードからゴールラッシュを奪うと確信していた。なぜなら私は選手たちのレベル、フィジカル状態、モラルの高さを把握していたから”。実際のところ1958/59シーズンのバルサの出来は素晴らしく、最終的にレアル・マドリードに勝ち点4の差(さらに30試合で96ゴール)を付けて優勝。その後国王杯も制しシーズン2冠を達成した。

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