ヨハン・クライフ・スタジアムの起工式

ヨハン・クライフ・スタジアムの起工式

バルトメウ会長のほかエスパイ・バルサ委員のジョルディ・モイッシュ、クライフ家から、スシラ、チャンタルさん、トップチームキャプテンのアンドレス・イニエスタ、同チーム所属のジェラルド・デウロフェウ、ほか女子サッカーチーム、バルサB、育成部門の代表者のほかサン・ジョアン・デスピーのアントニ・ポベダ市長が行事に出席した

クラブ総合練習場ジョアン・ガンペルの看板になり、エスパイ・バルサの象徴的な施設になるヨハン・クライフ・スタジアムが今日の起工式によりさらに現実的なものになった。行事は以前のテニスコート、エル・フォルンで行われ、14ヶ月の予定で施設が姿を現すことになる。FCバルセロナの歴史にとって欠かせない人物の名前を掲げるヨハン・クライフ・スタジアムはバルサB、女子サッカーチーム、さらにユースリーグでのフベニールAの本拠地になる。しかし下部組織選手にとっての育成の場であり、カンプ・ノウへのステップアップを目指す場所になる。

行事にはジョセップ・マリア・バルトメウ会長、ジョルディ・カルドネル筆頭副会長、ジョルディ・メストレ副会長、エスパイ・バルサ委員のジョルディ・モッシュ、クラブ役員のラモン・ポント、シルビオ・エリアス、ジョセップ・ラモン・ビダルーアバルカ、ジョルディ・カルサミグリア、マリア・テイシドール、オリオール・トマス、チャビエル・ビラジョアナ、クラブエグゼクティブディレクターのオスカル・グラウが列席した。クライフ家からはヨハン氏の妻ダニー・クライフさんと娘のスシラさん、チャンタルさんが参加した。また地元のサン・ジョアン・デスピー市からはアントニ・ポベダ市長が姿を見せた。さらにスペインのスポーツ事務局長、ジェラルド・フィゲラス氏、カタルーニャサッカー協会のアンドレウ・スビエス会長も同席した。

クラブはこの場で選手たちが主役になって欲しいという意向があり、トップチーム主将のアンドレス・イニエスタ、同チーム所属のジェラルド・デウロフェウ、バルサB主将のセルジ・パレンシア、同チーム所属のカルレス・アレニャ、バルサ女子チームの第1、第3主将のラウラ・ファフォルスとマルタ・ウンスエ、さらに下部組織からはアレビンA所属のパウ・プリムと女子アレビン—ベンハミンチーム所属のマルティーナ・ゴンサレスのほか、ラ・マシアで生活している選手たちや育成部門の監督たちが顔を揃えた。

14と9を意識してクライフ氏を顕彰

起工式はスタジアムの完成予想の映像、ヨハン・クライフ・スタジアムが持つ意味についてのビデオが上映された。記念品が詰められた透明の箱が設置。この箱に今日砂がかけられたが、この先クラブが回収しスタジアム内部で訪れた人たちが見学できるよう展示される。今日9月14日の起工式は単なる偶然ではなく、ジョセップ・マリア・バルトメウ会長はヨハン・クライフ氏が選手キャリアで背負った番号‘14’と‘9’を顕彰してのスケジュール調整だったと明かした。

ポベダ市長、ジョルディ・モッシュ委員、女子サッカーチーム主将のラウラ・ラフォルス、バルサB主将のセルジ・パレンシア(2人は将来スタジアムの主に利用する2チームを代表)のあいさつのあと、ジョセップ・マリア・バルトメウ会長が記念品が入った箱を設置した。ヨハン・クライフ氏の娘で同氏財団の会長であるスシラ・クライフさんが父親の像を提供し、アンドレス・イニエスタがバルトメウ会長とともにトップチーム選手たちのサイン入りボールを記念品に加えた。ラフォルスとパレンシアはクラブ所属の全選手たちによってサインされたユニホームを、ジョルディ・モッシュはエスパイ・バルサの工事ヘルメットを、サン・ジョアン・デスピー市長は地域で最も象徴的な現代建造物、カン・ネグラの図面が入った建築士ジョセップ・マリア・ジュヨルの旗を、それぞれ持ち寄った。記念品の箱には、バルサ・マガジンの最新号も加えられた。

最後に育成部門選手のパウ・プリムとマルティーナ・ゴンサレスが起工式を象徴する記念品の箱を埋める役目を担った。続いて参加者が順に砂をかけ、記念写真の撮影が行われた。

ジョセップ・マリア・バルトメウ会長のコメント

「今日の行事は我々にとってシンボルに溢れたもの。この行事を今日行うことしたのは14と9がヨハン・クライフのスポーツ人生において深く結びついている数字だから。ラ・マシアの選手たちは窓から自分たちの夢が膨らんで行くスタジアムをみることができる」

「これはすべてのソシオにとって共通の夢。これまでクラブ会長を務めてきた方々に感謝したい。ヌニェス会長は数年前にこの地を購入しラ・マシアがここに生まれ変わった。ガルパール会長はこのプロジェクトを進め工事起工にこぎつけた。ラポルタ会長はサン・ジョアン・デスピーの工事とクラブ総合練習場をオープンさせた。そしてロセイ会長は新しいマシアと新アリーナの計画を押し進めた。デザインを担当した建築家を祝福するともに、スタジアムに名前を掲げるのを受け入れてくれたクライフ家に感謝している」

ジョルディ・モッシュ、エスパイ・バルサ委員のコメント

「とても感情の高ぶりがある瞬間。ヨハン・クライフ・スタジアムは収容人員6000人で建設費は1200万ユーロ、14ヶ月後にオープンする。もっと早く進められれば良いのだが、都市計画というのはゆっくりとしていて様々な手続きがある。ヨハン・クライフ・スタジアムはここ数年の仕事の結晶」

アントニ・ポべダ、サン・ジョアン・デスピー市長のコメント

「今日という日は重要な一日。我々はサン・ジョアン・デスピーやカタルーニャの領域を超えた建物の起工式を行っている。これは世界規模のもの。なぜならFCバルセロナのものであり、ヨハン・クライフの名前を掲げているのだから」

Força Barça
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