値段の付けられないジョアンのロボット

値段の付けられないジョアンのロボット

マシア360は、毛細血管拡張性運動失調症を患っている少年、ジョアン・イダルゴくんがリサイクル物資を使って作ったバルサのロボットを受け取った

ホセ・マリ・アモロルトゥ(アスレティック・ビルバオ)、チアラ・デ・アンジェロ(ACミラン)、スサーナ・レゲラ(CARサン・クガット)、パブロ・ボラス(エストゥディアンテス)が、マシア360プログラムのデビレクター、カルラス・フォルゲラともにスポーツ選手のスポーツ的、学術的成長をテーマにした行事に参加。カンプ・ノウで始まったこの試みでとても特別なプレゼントが贈られた。リサイクル物資で作られたバルサのロボットは値段の付けられないもの。頭部や視力を著しく失うほか、感染症リスクの高い退行性疾患、毛細血管拡張性運動失調症を患っている少年、ジョアン・イダルゴくん16歳が作った。この病気はスペインで35例しか発見されていない。

しかしジョアンくんは過去を振り返ることなくリサイクル物資を使ってのロボット製作にいそしんでいる。誰もが捨てているものを、彼本人、それを手伝う父親は新たなロボットのために有効利用している。プロジェクトはより良い世界にするため地球環境に配慮すること。「マシア360を推進する我々は感情を揺さぶるプレゼントだと考えている。なぜならロボットとジョアンはFCバルセロナが推奨する価値観につながる」とカルラス・フォルゲラは話している。

ジョアンは生まれついての戦う姿勢をもっている少年で、去る11月28日もう1人のファイター、イシドラ・エステベとともにカンファレンスに出席した際にもロボットを贈っていた。もっとも非常に難しい時期を過ごしてきた。父親は「ジョアンは多少の孤独を感じていた。しかし今は行動的で、ほかの子供たちとは違うことをしている。近所ではよく知られていてジョアン・ロボットと呼ばれている。バルサの包括的サッカーとロボットのおかげで大きな幸福感を得ている」と言う。

包括的サッカーのバルサ選手

ジョアンはバルサの選手でもある。イティネラリウム財団と育成サッカー部門のチームがプレーする包括的サッカーチームが行う試合、練習の常連。12月8、9日にマドリードで行われた大会でベンハミンBとともに参加。この大会は元スペイン代表監督のビセンテ・デル・ボスケ氏が主催したもので、バルサはラージョ・バジェカーノ、ログロニェス、レアル・マドリードと対戦した。

Força Barça
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