フベニルBと鹿島アントラーズが親善試合

フベニルBと鹿島アントラーズが親善試合

バルサのフベニルBが日本の鹿島アントラーズユースとジョアン・ガンペル練習場で親善試合を行なった。

鹿島アントラーズユースは、現在、スペイン遠征中だ。前日、RCDエスパニョールとも親善試合を行ない、その試合は2-1で制し、二試合目となる今日、バルサのフベニルBと対戦した。最終スコアを、0-0 で終え、ここまで1勝1分の成績を収めている形だ。試合後、バルサTVの取材を受けた選手の前田泰良くんは、「日本では経験できない刺激的な環境で本気の試合」が行えた喜びを伝え、「バルサは、世界一のクラブです。こんな素晴らしい施設、ピッチの中でプレーできて、感謝です」と感想を述べた。

フベニルBのデニス・シルバ監督は、この日の対戦相手について「彼らは、学びに来たというが、私たちは毎日、学んでいる。例えば、彼らの監督や目上へ敬意を払う態度などは、そういった文化がない私たちが学ぶべきものだ」と感心しつつ、サッカー面についても、「非常にオーガナイズされていて、ディフェンス面は特に言うことがない」とスコアレスドローの結果を生んだのは、日本のチームの守備力の勝利だと褒めた。その一方で、もっと向上できる点について、バルサTVに聞かれ、「私が言うことではないが」と前置きしながらも、「ダイナミズムというか、ラテンの私たちが持つような自由さやマジック、アーティストの手にするイマジネーションといったもの」を今後の課題として指摘した。

試合を終え、熊谷浩二監督は、「バルサのサッカーの仕方を経験できたのは、うちのチームにとって大きかった」と語り、目標として「なんとか、勝ち切りたかったが、そこまでは行かなかった」とドローに終わった結果を悔やんだ。「ただ、もう少し、良い条件で戦えればよかったというのはある」とも話しており、それは、時差のあるスペインにやってきてから、まだ、二日目、それも連日、試合を行なっていることを考慮すれば、もっともだろう。バルサを「メソッドが確立していて素晴らしい」と褒める一方で、「日本サッカーもまだまだ、これから。こういった経験を得て、発展していければいい」と希望を語った。

熊谷監督の率いる鹿島アントラーズユースは、6日同日の午後には、ジローナFCとも親善試合を行ない、その後、マドリードへ移動し、10日間で約6試合を消化する予定にしている。

Força Barça
Força Barça

関連 関連コンテンツ

記事を閉じる

関連 関連コンテンツ